緑茶の日 (年中行事 5月2日)

緑茶の日
制定団体
公益社団法人日本茶業中央会
日付の根拠
立春から数えて88日目(八十八夜)
毎年の日付
5月1日または2日頃
二大産地
静岡県・鹿児島県(各約40%)
旨み成分
テアニン(一番茶に最も豊富)
適切な湯温
70〜80度(旨みを引き出す)

立春から数えて88日目。その日は毎年5月1日か2日頃にあたり、茶畑では一番茶の摘み取りが最盛期を迎えます。八十八夜に摘まれたお茶は縁起が良いとされ、「飲むと長生きできる」という言い伝えが江戸時代から各地に伝わっています。公益社団法人日本茶業中央会はこの八十八夜にちなんで「緑茶の日」を制定しました。

八十八夜は中国由来の二十四節気とは異なり、日本独自の暦「雑節」のひとつです。農業の目安として生まれた雑節の中でも、八十八夜は茶摘みとの結びつきが特に強く、文部省唱歌「茶摘み」の冒頭「夏も近づく八十八夜」という歌詞は今も広く知られています。「八十八」という数字には米(米の字を分解すると八十八になる)と同様に縁起の良い意味が込められており、この日に摘んだ茶葉は特に上質とされてきました。八十八夜を境に霜の害が少なくなるとされ、農作業全般の節目にも位置づけられてきました。

科学的な根拠もあります。カテキン・カフェイン・テアニンなどの成分は、春先の一番茶が最も豊富に含むとされています。特にアミノ酸の一種であるテアニンは旨みや甘みのもとで、冬の間に茶の樹に蓄積された養分がそのまま新芽に凝縮されるため、一番茶の品質は二番茶・三番茶と比べて際立って高くなります。

日本の茶の主産地は静岡県と鹿児島県で、ともに全国生産量の約40%を占めています。静岡では4月中旬から、鹿児島では4月上旬から摘み取りが始まり、八十八夜の頃に最盛期を迎えます。鹿児島は近年、荒茶生産量で静岡と首位を争うほど生産が拡大しており、国内の茶業地図は変わりつつあります。

新茶として店頭に並ぶのは5月上旬から中旬にかけて。この時期限定の鮮やかな緑色と青々とした香りは、一番茶ならではのものです。急須でいれる場合は70〜80度のやや低めのお湯を使うと、テアニン由来の甘みが引き出されやすくなります。

5月2日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 一粒万倍日
月齢 14.6(満月)

5月の二十四節気・雑節

  • 立夏(りっか) 5月5日(火)
  • 小満(しょうまん) 5月21日(木)
  • 八十八夜(はちじゅうはちや) 5月2日(土)