もったいないフルーツの日 (記念日 毎月1日)
- 制定企業
- 株式会社ドール(Dole Japan)
- 認定年
- 2024年(日本記念日協会認定)
- 記念日の日付
- 毎月1日
- 国内廃棄量(バナナ)
- 年間約1000トン(輸入量の約0.4〜0.5%)
- 生産地廃棄量
- フィリピンで年間約2万トンの規格外バナナ
- プロジェクト開始
- 2021年9月「もったいないバナナプロジェクト」
日本に輸入されるバナナだけで、毎年約1000トンが規格外として市場に出回れないまま廃棄されています。皮にわずかな傷がある、サイズが規格よりも少し大きい、形がいびつ——それだけの理由で、おいしく食べられるフルーツが捨てられているのです。
「もったいないフルーツの日」は、フルーツブランド「Dole(ドール)」を展開する株式会社ドールが制定し、2024年に日本記念日協会が認定した記念日です。毎月1日がその日とされており、「1つでも多く救出する、1個も無駄にしない」という思いが日付に込められています。規格外や輸送中に傷ついたフルーツを「もったいないフルーツ」と名付け、食品ロス削減への意識を毎月呼び起こす仕掛けになっています。
ドールはもともと2021年9月に「もったいないバナナプロジェクト」としてこの取り組みを始めました。フィリピンの生産地では年間約2万トンもの規格外バナナが発生しており、国内輸入量の0.4〜0.5%にあたる年間約1000トンが日本国内でも廃棄対象になっています。こうした現実に向き合うために始まったプロジェクトは、バナナ単体の取り組みにとどまらず、2024年10月にはキウイやマンゴーなど他のフルーツにも対象を広げた「もったいないフルーツアクション」へと発展しました。
この活動の特徴は、企業の垣根を越えた共創型であることです。ドール単独ではなく、食品メーカーや流通業者と連携しながら、規格外フルーツを加工品の原料として活用したり、割引販売したりする取り組みが広がっています。消費者が「見た目は少し悪くても、味は変わらない」と知ることで、購買行動そのものが変わっていく。そのきっかけをつくることが、この記念日の大きな役割のひとつです。
食品ロスは日本全体でも深刻な問題で、農林水産省の推計によると年間約472万トン(2022年度)の食品が廃棄されています。そのうちフルーツや野菜などの生鮮品が占める割合も少なくありません。毎月1日を「もったいないフルーツの日」として意識することは、冷蔵庫の中のフルーツを見直したり、傷ものの果物をスムージーやジャムに活用したりするきっかけにもなります。
見た目の基準が食べ物の命運を左右している現実は、消費者側の意識でも変えていけます。毎月1日がめぐってきたとき、フルーツの「もったいない」に少し思いを向けてみるのも、食品ロス削減への小さな一歩になるでしょう。