黒糖の日 (記念日 5月10日)

黒糖の日
記念日制定
2010年、沖縄県含みつ糖対策協議会が制定
製糖シーズン
例年12月頃〜翌3月頃
生産離島数
現在8島(伊平屋・伊江・粟国・多良間・小浜・西表・波照間・与那国)
カリウム含有量
上白糖の約550倍、はちみつの約17倍
加工度
砂糖の中で最も加工度が低く、唯一の無精製糖

毎年5月10日は「黒糖の日」。沖縄県含みつ糖対策協議会が2010年に制定したもので、「こく(5)とう(10)」という語呂合わせに加え、12月から3月頃まで続く製糖シーズンが終わり、新物の黒糖が市場に出回り始める時期にちなんでいます。沖縄産黒糖の消費拡大と、その魅力を広く知ってもらうための記念日です。

黒糖の原料はさとうきびです。搾り汁から不純物を取り除き、煮詰めてかき混ぜながら冷やして固める——それだけ。白砂糖のように糖蜜を分離する精製工程を経ないため、さとうきびが持つミネラルやビタミンがそのまま凝縮されています。砂糖の中でも最も加工度が低い、いわば「生きた砂糖」です。

栄養面では、カリウムの含有量が上白糖の約550倍、はちみつの17倍にものぼります。カルシウム、鉄分、ビタミンB6、ビオチンも豊富で、カリウム・カルシウム・鉄分・ビタミンB6・ビオチンの5成分すべてで「たっぷり含有」の強調表示ができる砂糖は黒糖だけとも言われています。同じ甘味料でも、白砂糖とは別物の栄養プロフィールを持っています。

現在、沖縄で黒糖を製造し県外へ出荷しているのは8つの離島だけです。伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島——それぞれの島の土壌や潮風、気候が、黒糖の味にそのまま反映されます。たとえば多良間島産はミネラル豊富な珊瑚礁の土壌で育ち、強い甘みが特徴。伊平屋島産は潮風の影響を受けた塩気とビター感が大人好みの仕上がりに。波照間島産はゴロっとした大粒でシャリシャリした食感が魅力です。同じ「沖縄黒糖」でも、島が違えば味わいもがらりと変わるのが面白いところです。

黒糖はそのまま食べるのはもちろん、お菓子や煮物、豚の角煮の甘みづけにも重宝します。白砂糖では出せない深みのある甘さとほろ苦さが、料理に独特のコクを加えてくれます。5月10日は、産地の違う黒糖をいくつか買い揃えて食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。島ごとの個性を感じながら、沖縄の風土を少し味わってみてください。

5月10日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 神吉日、大明日
月齢 22.6(下弦の月)

5月の二十四節気・雑節

  • 立夏(りっか) 5月5日(火)
  • 小満(しょうまん) 5月21日(木)
  • 八十八夜(はちじゅうはちや) 5月2日(土)