氷みつの日 (記念日 毎月1日)
- 制定者
- 中島食品工業株式会社
- 由来(語呂)
- こおり(6)みつ(3つで1)
- 制定年
- 2000年代
- 歴史的記録
- 枕草子に削り氷の記述あり
- 庶民への普及
- 明治時代以降
真夏の縁日で、赤や青や黄色のシロップが鮮やかに映えるかき氷の屋台。木製の台に大きな氷の塊が据えられ、手回しのかき氷機がゆっくりと動く光景は、日本の夏祭りに欠かせない風物詩です。この「氷みつの日」は、かき氷のシロップを手がける中島食品工業株式会社が制定しました。日付は「こおり(6)みつ(3つで1)」の語呂合わせで、毎月1日が選ばれています。
かき氷の歴史は平安時代にまでさかのぼります。清少納言の『枕草子』には「削り氷にあまづら入れて」という記述があり、当時の宮廷ではすでに削った氷に甘い蜜をかけて食べていたことが記録されています。もっとも、その頃の氷は貴族だけが口にできる贅沢品で、天然の氷を専用の氷室で保存して夏まで使っていたものでした。庶民がかき氷を楽しめるようになったのは、明治時代に天然氷の切り出しと運搬が普及し、氷屋が各地に誕生してからのことです。
現代のかき氷シロップは、いちご・レモン・メロン・ブルーハワイなどのフレーバーが定番ですが、中身はほぼすべて同じ成分で色と香りだけが異なると言われています。それでも、色の違いが味の違いに感じられるのは、視覚が味覚に大きく影響するためです。近年はコンデンスミルクや抹茶ソース、生フルーツを使ったプレミアムなかき氷も人気で、専門店では一杯1000円を超えるものも珍しくありません。
中島食品工業株式会社は1948年創業の大阪府の企業で、かき氷シロップや梅干し調味料など、夏の食卓に関わる食品を幅広く手がけています。「氷みつの日」制定には、かき氷文化の普及とともに、自社製品のシロップへの関心を高める狙いがあります。毎月1日に設定されたことで、年間を通じてかき氷の魅力を発信できる仕組みになっています。旬の秋鮭から作られる鮮やかな赤いイクラが食欲をそそるように、色鮮やかなシロップがかき氷をより魅力的に見せています。
家庭用のかき氷機も年々進化しており、ふわふわとした雪のような食感を生み出す電動式が広く普及しています。コンビニやスーパーでも市販のかき氷シロップを手軽に入手できるため、自宅でも縁日の雰囲気を気軽に楽しめるようになりました。夏の暑い日に、好みのシロップをたっぷりかけた一杯を作ってみてはいかがでしょうか。