酒風呂の日 (記念日 6月21日)
- 制定者
- 株式会社高橋助作酒造店(長野県信濃町)
- 認定
- 一般社団法人日本記念日協会
- 開催日
- 春分・夏至・秋分・冬至(年4回)
- 代表銘柄
- 松尾・戸隠
- 推奨入浴量
- 浴槽200Lに対し日本酒1〜2合
- 名前の由来
- 湯治・冬至・杜氏の読みが同じ「とうじ」
「湯治」(とうじ)という言葉は、温泉地で体を癒す行為を指しますが、この「とうじ」は冬の節気「冬至」とも、酒造りの責任者「杜氏」とも同じ読みを持ちます。この三つの「とうじ」をかけ合わせた発想から生まれたのが「酒風呂の日」です。長野県信濃町の株式会社高橋助作酒造店が制定し、一般社団法人日本記念日協会に認定されました。
高橋助作酒造店は、戸隠・黒姫の山懐に抱かれた信濃町で「松尾」「戸隠」の銘柄を醸す蔵元です。豊富な雪解け水に恵まれたこの地で140年以上にわたって酒を仕込み続けてきました。記念日の日付は春分・夏至・秋分・冬至の年4回。季節の節目ごとに酒風呂に入り、健康を整えることを目的としています。
酒風呂の歴史は古く、日本では古来より湯治の文化が根付いていました。日本酒には麹菌がコメのたんぱく質を分解して生成するアミノ酸が豊富に含まれており、なかでも「セリン」は肌の角質層にある天然保湿成分と同じ物質です。湯船に日本酒を加えることで、成分が皮膚から吸収されやすくなり、保湿や血行促進の効果が期待できるとされています。純米酒は特にアミノ酸含有量が多く、酒風呂に向いているといわれています。
入浴の目安は一般的な浴槽(約200リットル)に対して日本酒1〜2合(180〜360ミリリットル)ほど。熱すぎる湯は成分を変質させるため、38〜40度程度のぬるめの湯が適しています。長野の酒蔵が提唱するこの習慣は、季節ごとに体のリズムを整えるという日本の養生観とも重なります。春分・夏至・秋分・冬至という四つの節目は、昼と夜の長さが切り替わる天文学的な転換点でもあります。こうした季節の変わり目に体を温め、ゆっくりと浸かる時間を設けることは、忙しい現代の暮らしの中で意識的に自分の体と向き合う機会にもなります。酒風呂の日はそうした暮らしの区切りを、日本酒という伝統産物を通じて現代に提案しています。
6月21日の他の記念日
6月21日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)