すず音の日 (記念日 7月8日)

すず音の日
制定者
株式会社一ノ蔵(宮城県)
テスト販売開始
1998年7月8日
製法特許番号
特許番号3337198号
アルコール度数
約5%
開発の原点
1982年 欧州視察でのランビックビール体験
認定機関
日本記念日協会

日本酒の瓶の中で、酵母がゆっくりと炭酸ガスを生み出す。そんな製法で作られた発泡清酒「すず音」が店頭に初めて並んだのは、1998年7月8日のことでした。宮城県の蔵元・株式会社一ノ蔵が、この日をきっかけとして「すず音の日」を制定し、日本記念日協会の認定を受けています。

すず音の誕生には、長い試行錯誤の歴史があります。きっかけは1982年にさかのぼります。一ノ蔵の3代目社長・鈴木和郎氏がヨーロッパを視察した際、パリでベルギーのランビックビール、ウィーンではホイリゲと呼ばれる新酒の文化に触れました。この経験が、日本酒に新しい可能性を開く出発点となりました。帰国後、低アルコール日本酒「ひめぜん」の開発・販売(1988年)を経て、発酵による天然の炭酸を瓶に閉じ込める技術が少しずつ形になっていきます。

完成したすず音の製法は、瓶内二次発酵で酵母由来の炭酸ガスを生成するもので、一ノ蔵の製法特許(特許番号3337198号)として登録されています。アルコール度数は約5%と日本酒としては低く、白く濁った見た目と繊細な泡立ちが特徴です。甘酸っぱくやわらかな口当たりは、従来の日本酒とはまったく異なる飲み物として受け入れられました。

1998年のテスト販売当初、取り扱いを引き受けた酒販店は宮城県内でわずか1店舗。全国を回ってもようやく20店舗を集めるのが精一杯という、ひっそりとしたスタートでした。ところが翌年、テレビの人気番組で取り上げられると状況は一変します。問い合わせが殺到し、スパークリング日本酒の先駆けとして知られる存在になりました。現在は「花めくすず音」「Wabi」など複数のラインナップに展開され、贈り物やハレの日の一本としても定着しています。

7月8日はその原点を振り返る日として、この発泡清酒の独特な泡と、長い歳月をかけて生まれた歴史を思い起こすきっかけになっています。

7月8日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 天恩日
月齢 23.0(下弦の月)

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)