マララの日 (記念日 7月12日)
- 制定年
- 2013年
- 制定機関
- 国連
- 日付
- 7月12日(マララさんの誕生日)
- 銃撃事件
- 2012年10月9日、15歳のとき
- ノーベル平和賞
- 2014年、17歳で史上最年少受賞
- 支援団体
- マララ基金(2013年設立)
2012年10月9日、15歳の少女がスクールバスの中でタリバンの銃弾を頭部に受けました。パキスタン北部スワート渓谷出身のマララ・ユスフザイさんです。タリバンが支配するスワート渓谷では女子教育が禁じられていましたが、マララさんは匿名のブログで女の子たちの学校生活を綴り続け、その活動が命を狙われる理由となりました。
奇跡的に一命を取り留めたマララさんは、銃撃からわずか9か月後の2013年7月12日、自身の16歳の誕生日に国連本部で演説しました。「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペンが世界を変えられる」という言葉は、世界中に広まりました。国連はこの日を「マララ・デー」と定め、世界の子どもたちが教育を受ける権利を訴える日としました。
マララさんが育ったスワート渓谷では、タリバンが約400校の学校を破壊し、女子教育を禁止していました。しかしマララさんの父親ジアウディン・ユスフザイさんは地元で学校を運営し、「女の子も学ぶ権利がある」という信念を娘に伝え続けました。マララさんの活動は父親の影響を色濃く受けており、銃撃後の回復中も「タリバンは私を止められなかった」と語りました。2014年、マララさんは17歳でノーベル平和賞を受賞し、史上最年少の受賞記録を打ち立てました。受賞後も活動を続け、2013年に設立した「マララ基金」は世界各地で女子教育の支援プログラムを展開しています。紛争地帯や貧困地域で教育機会を奪われた女の子たちへの支援が中心で、パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリア、シリアなど十数か国でプロジェクトが進んでいます。
銃弾が一人の少女の声を封じようとして、逆に世界中に届けてしまいました。
マララの日は毎年7月12日に設けられています。特定のイベントや式典が決まって開かれるわけではありませんが、国連機関や各国のNGOが教育支援に関するキャンペーンや啓発活動を展開する日として位置づけられています。この記念日が持つ重さは、一人の少女の経験が世界の教育問題を照らし出す光となったという事実そのものにあります。
参考リンク
7月12日の他の記念日
7月12日のカレンダー情報
7月の二十四節気・雑節
- 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
- 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
- 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
- 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)