愛知のいちじくの日 (記念日 毎月19日)

愛知のいちじくの日
制定者
JAあいち経済連
対象日
7・8・9・10月の毎月19日
語呂合わせ
「いち(1)じく(9)」
生産量
全国シェア約20%・都道府県別1位
主要品種
桝井ドーフィン、サマーレッド
主な産地
安城市、知多半島

愛知県のいちじくは、国内出荷量のおよそ2割を占める生産量日本一の特産品です。主な産地は安城市や知多半島で、ハウス栽培と露地栽培を組み合わせることで7月から11月にかけて長期間の出荷が続きます。この旬の時期に合わせてPR活動を盛り上げようと、JAあいち経済連が制定したのが「愛知のいちじくの日」です。

記念日の日付は「いち(1)じく(9)」の語呂合わせから毎月19日とされており、いちじくの出回る7月・8月・9月・10月の4か月がそれぞれ対象になっています。年に4回ある記念日という設定は食品系の記念日としてはめずらしく、長い収穫シーズンをまるごとカバーする形になっています。一般社団法人・日本記念日協会にも認定・登録されています。

愛知県産いちじくの代表品種は「桝井ドーフィン」と「サマーレッド」の2種類です。桝井ドーフィンは果皮が赤紫色で甘みが強く、国内流通の主力品種として広く知られています。知多半島で栽培されるいちじくは、温暖な気候のもとで完熟に近い状態まで育てるのが特徴で、食べ応えのある大玉に仕上がります。県内第一の産地・安城市では明治用水の豊かな水利を活かした栽培が根付いており、産地形成の歴史的な背景にもなっています。愛知県全体の年間生産量はおよそ2,500トン前後で推移しており、2位の大阪府や3位の和歌山県を大きく引き離して首位を保ち続けています。また、県内の栽培農家数は数百戸にのぼり、世代を超えて技術が継承されてきました。安城市では1950年代ごろからいちじく栽培が本格化し、農業試験場との連携による品種改良や病害対策の積み重ねが、現在の安定した高品質生産を支えています。近年はふるさと納税の返礼品としても人気が高く、県外への産地PRにも一役買っています。

いちじくは収穫後の日持ちが非常に短く、傷みやすいため「幻の果物」とも呼ばれることがあります。地元産地で完熟に近いものを流通させるには、消費地に近い愛知県の立地が有利に働いています。毎月19日前後にはスーパーや直売所で特設コーナーが設けられることもあり、旬の愛知産いちじくが手に取りやすくなっています。