アナログ放送終了の日 (記念日 7月24日)

アナログ放送終了の日
終了日
2011年7月24日(被災3県は2012年3月31日)
放送開始年
1953年(NHK東京・日本テレビ)
アナログ放送期間
約58年間
地デジ開始年
2003年12月(三大広域圏)
転用後の用途
700/900MHz帯をLTE携帯電話に転用
放送塔の交代
東京タワー → 東京スカイツリー

テレビ画面に「アナログ放送は終了しました」という文字が映し出されたのは、2011年7月24日正午のことです。その瞬間、約60年にわたって日本の茶の間を支えてきた地上アナログテレビ放送が幕を閉じました。ただし、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手・宮城・福島の3県だけは翌2012年3月31日まで延長され、完全移行はその日をもって成し遂げられました。

日本でテレビ放送が始まったのは1953年2月のことです。NHKが東京でアナログ放送を開始し、同年8月には日本テレビが民放初の放送を開始しました。以来、アナログ電波は半世紀以上にわたって家庭のアンテナへ届き続けました。終了時点でその歴史はちょうど58年。「約60年」という数字には、テレビが生活インフラとして定着した日本の戦後史がそのまま刻まれています。

移行の法的根拠は2001年に制定された電波法改正で、2011年7月24日をアナログ電波の使用期限と定めました。地上デジタル放送(地デジ)は2003年12月に関東・中京・近畿の三大広域圏で先行開始され、2006年末までに全都道府県の県庁所在地へ拡大。政府と放送局は「2011年7月24日完全移行」という目標を7年以上前から掲げ、チューナー普及キャンペーンやエコポイント制度を活用しながら準備を進めました。

それでも移行直前には「アナログのままのテレビが1000万台以上残っている」という試算が出るなど、駆け込み対応が続出しました。家電量販店では地デジ対応テレビやチューナーが品薄になり、アンテナ工事の予約が数か月待ちになる地域も現れました。一方で、デジタル化で空いた周波数帯(700MHz・900MHz帯)は後に携帯電話のLTEサービスに転用され、スマートフォン普及の土台となりました。

アナログ時代に電波塔として君臨した東京タワーは、地デジ完全移行後に東京スカイツリーへその役割を引き渡しています。スカイツリーは地デジ移行を念頭に2008年着工、2012年に完成・開業しました。アナログ放送の終了とデジタル放送の本格稼働は、東京の空のシルエットまで塗り替えたのです。7月24日は「地デジの日」とも呼ばれ、放送業界では節目として記憶されています。テレビ受像機の性能向上、4K・8K放送への道筋、そして動画配信サービスの台頭——その後の映像メディアの変化を振り返るとき、2011年のアナログ放送終了はひとつの分水嶺として浮かび上がってきます。

7月24日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日
月齢 9.7

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)