秋田犬天然記念物指定の日 (記念日 7月31日)

秋田犬天然記念物指定の日
指定日
1931年(昭和6年)7月31日
指定種別
国指定天然記念物(日本犬種初)
保存会設立
1927年(昭和2年)、大館町長らが設立
原産地
秋田県大館市を中心とした地域
現在の飼育分布
世界約70か国

1931年(昭和6年)7月31日、秋田犬が国の天然記念物に指定されました。ただし、その指定は純粋な自然保護の流れからではなく、「雑種化した犬を、どう純化・保存するか」という危機意識から始まった歴史があります。

秋田県大館を中心に古くから飼育されてきた秋田犬は、明治から大正にかけて闘犬文化の影響で大型化が進み、外来種との交雑が著しく広まっていました。1920年(大正9年)頃、文部省の要請を受けた東京大学の渡瀬教授が大館を訪れて調査を行いましたが、立ち耳と巻き尻尾を兼ね備えた本来の秋田犬を確認できず、天然記念物指定は一度見送られています。この危機感を受け、1927年(昭和2年)に大館町長や地元有志の主導で「秋田犬保存会」が設立されます。保存活動が本格化し、純粋な個体の繁殖と血統整理が進められた結果、指定申請から約4年後の1931年7月31日、ついに国の天然記念物として正式に指定されました。日本犬種としては初の指定です。

その後、太平洋戦争中には食糧難や毛皮利用のため秋田犬の数が激減し、絶滅の危機に直面します。戦時中に軍用毛皮として徴収される動きもあり、保存会関係者が山間部へ犬を疎開させるなどして命をつないだと記録されています。戦後は米軍兵士が秋田犬を本国へ持ち帰ったことで国際的な認知が広がり、現在では世界約70か国で飼育されているとされています。

大館市には現在も「秋田犬会館」があり、実際に秋田犬と触れ合える施設として多くの観光客が訪れています。秋田犬保存会が現存し、登録頭数の管理や血統書の発行を続けているのも、1927年の設立当初からの保存活動が途切れることなく受け継がれてきたためです。

7月31日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 一粒万倍日、神吉日、大明日、母倉日
月齢 16.7

7月の二十四節気・雑節

  • 小暑(しょうしょ) 7月7日(火)
  • 大暑(たいしょ) 7月23日(木)
  • 夏の土用(どよう) 7月20日(月)
  • 半夏生(はんげしょう) 7月2日(木)