花火の日 (記念日 8月1日)

花火の日
制定年
1967年(昭和42年)
花火解禁日
1948年8月1日(戦後禁止令が解除)
事故発生日
1955年8月1日 午後1時ごろ
事故の死者数
18名(重軽傷者80名以上)
事故現場
東京都墨田区厩橋の花火問屋倉庫
爆風の被害範囲
半径300メートル、周辺13棟全焼

1955年(昭和30年)8月1日の午後1時ごろ、東京・墨田区厩橋の花火問屋倉庫が突然爆発しました。死者18名、重軽傷者80名以上。爆風は半径300メートルに及び、周辺13棟が全焼しました。夏の盛りに起きたその惨事は、花火を扱う産業全体に安全への誓いを刻みつけることになりました。

8月1日が「花火の日」とされているのは、この事故だけが理由ではありません。もうひとつの起点は1948年(昭和23年)の同じ日です。太平洋戦争中、花火の製造・販売・使用は軍需物資の管理を理由に全面禁止されていました。その禁止令が戦後3年を経てようやく解かれたのが、1948年8月1日のことです。打ち上げ花火が空に戻ってきた日として、この日は花火業界にとって節目の日付となっています。

記念日は1967年(昭和42年)に制定されました。解禁の喜びと爆発事故の教訓、その両方を8月1日という同じ日付に込めた形です。戦時の禁止から解放された年と、安全管理の不備が招いた大惨事の年、二つの出来事がたまたま同じ日付に重なったことで、この記念日は「祝う」と「悼む」という二重の意味を持つことになりました。

1955年の墨田区の事故では、現場から200メートル離れた場所で犠牲者の遺体の一部が発見されるほどの爆発規模でした。この事故を契機に、火薬類取締法の運用強化や花火保管基準の見直しが進みました。現在、花火の製造・販売・保管には厳格な規制が設けられており、資格を持つ専門業者のみが取り扱える仕組みになっています。

毎年夏になると全国各地で花火大会が開催されます。その背景には、戦争で空から消えた光を取り戻した歴史と、不慮の事故が教えてくれた安全管理の重みが静かに積み重なっています。

8月1日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日
月齢 17.7

8月の二十四節気・雑節

  • 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
  • 処暑(しょしょ) 8月23日(日)