ゆかたの日 (記念日 8月4日)
- 制定者
- 城崎温泉観光協会
- 開催地
- 兵庫県豊岡市城崎温泉
- 由来イベント
- 城崎ふるさと祭り
- 祭りの露店数
- 大谿川沿いに約40件
- 外湯の数
- 7か所
- ゆかたの日
- 8月4日
兵庫県の城崎温泉といえば、温泉街を浴衣姿で歩く「外湯めぐり」が名物です。旅館から浴衣を着て大谿川沿いの石畳を歩く光景は、この温泉地を代表するシンボルとして全国に知られています。8月4日の「ゆかたの日」は、その城崎温泉観光協会が制定した記念日で、毎年同日に開催される「城崎ふるさと祭り」に由来します。
城崎温泉の外湯文化は長い歴史を持ちます。旅館ごとに内湯を持たず、客が浴衣を羽織って各外湯を渡り歩く習慣は、江戸時代から続く独自のスタイルです。かつては湯治客が長期滞在しながら外湯を利用したことが起源とされており、現在も7つの外湯——さとの湯、地蔵湯、柳湯、一の湯、御所の湯、まんだら湯、鴻の湯——がそれぞれ異なる泉質や雰囲気を持ちながら営業しています。各外湯には独自の歴史と伝承があり、たとえば「地蔵湯」はその名のとおり地蔵菩薩の霊夢に由来するとされ、地域信仰とも深く結びついています。志賀直哉が療養のために逗留しながら短編小説「城の崎にて」を執筆したことでも知られるこの温泉地は、文人にも愛された場所として文学史にも名を残しています。外湯めぐりの文化はこうした長い積み重ねの上に成り立っており、単なる観光演出ではなく地域の生活様式そのものとして根付いています。
「城崎ふるさと祭り」は、地域住民と観光客が一体となる夏祭りです。大谿川沿いに約40件の露店やキッチンカーが軒を連ね、温泉街全体が祭りの雰囲気に包まれます。浴衣姿での参加が定番となっており、浴衣の似合う街並みと夏祭りが組み合わさったこの日を「ゆかたの日」と定めることで、城崎温泉の文化的な魅力を広く発信しようという狙いがあります。
浴衣は温泉地での使用に適した和装として全国の旅館に普及しました。城崎温泉はその浴衣文化を街歩きにまで発展させており、「ゆかたの似合うまち」として観光PRに活用しています。日本記念日協会の認定記念日にも登録されています。
8月4日の他の記念日
8月4日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)