スティールパンの日 (記念日 8月11日)
- 日付
- 8月11日
- 制定者
- 野中貿易株式会社(神奈川県横浜市)
- 日付の由来
- ウィンストン・「スプリー」・サイモン氏の誕生日
- 国際的位置づけ
- 国連制定「世界スティールパン・デー」と同日
- 発祥地
- トリニダード・トバゴ(カリブ海)
- 素材
- 廃棄オイルドラム缶の底面を加工
ドラム缶から生まれた楽器が、カリブ海の小国から世界に広まりました。スティールパンはトリニダード・トバゴで20世紀半ばに誕生した打楽器で、廃棄されたオイルドラムの底面を手で叩いて凹凸を付け、音程を持つ楽器へと作り上げたものです。メロディもリズムも一台でこなせる独特の音色は、南国の明るさと哀愁を合わせ持ち、世界中の音楽ファンを魅了しています。
8月11日は「スティールパンの日」です。この日付は、スティールパン調律の先駆者として知られるウィンストン・「スプリー」・サイモン氏の誕生日に由来しています。サイモン氏はトリニダード・トバゴで初めてチューニングされたスティールパンを制作したと伝えられ、この楽器の発展と普及において重要な役割を果たした人物です。国連はこの誕生日を記念し、8月11日を「世界スティールパン・デー(World Steelpan Day)」として公式に制定しました。日本では神奈川県横浜市の野中貿易株式会社が、国連の世界記念日に合わせて日本でもスティールパンの魅力を広めることを目的に同じ日を「スティールパンの日」として制定し、日本記念日協会に登録されています。
スティールパンの起源はアフリカや東インドのドラム伝統にあります。植民地時代のトリニダードでは、アフリカ系住民が太鼓などの打楽器を持つことを禁じられていたため、廃材を叩いてリズムを刻む文化が育まれました。その延長線上で生まれたのがスティールパンです。1940年代から50年代にかけて急速に発展し、今日では50種以上のサイズと音域の異なる種類が存在します。トリニダード・トバゴではこの楽器が国民的な誇りとされており、毎年カーニバルの時期には「パンヤード」と呼ばれる練習場で各地のバンドが演奏を磨きます。
日本でも近年スティールパンの演奏者や愛好家が増えています。音域が広く初心者でも音を出しやすい点、また見た目の珍しさも人気の理由です。野中貿易は楽器の輸入・普及活動を通じて、スティールパン文化を日本に根付かせることに尽力しています。スティールパンの日は、この楽器と発祥地の文化に思いを馳せる一日です。
8月11日の他の記念日
8月11日のカレンダー情報
8月の二十四節気・雑節
- 立秋(りっしゅう) 8月7日(金)
- 処暑(しょしょ) 8月23日(日)