ベトナム国慶節 (記念日 9月2日)
- 独立宣言日
- 1945年9月2日(日曜日)
- 宣言場所
- ハノイ・バーディン広場
- 集まった群衆
- 約50万人
- 宣言国家名
- ベトナム民主共和国
- 引用元
- アメリカ独立宣言・フランス人権宣言
- 連休日数
- 2日間
1945年9月2日の日曜日、ハノイのバーディン広場に50万人とも言われる群衆が集まりました。壇上に立ったホー・チ・ミンが読み上げたのは、アメリカ独立宣言とフランス人権宣言を引用して書かれたベトナム民主共和国の独立宣言です。フランスの植民地支配と日本の占領下に置かれた国家が、その日、正式に世界に向けて独立を宣言しました。
この日が9月2日となった背景には、興味深い経緯があります。8月革命の成功後、独立宣言の日取りをめぐってホー・チ・ミン周辺では複数の日付案が出ていました。最終的に9月2日を提案したのは、ホー・チ・ミン専属の医師だったヴー・ディン・トゥン医師です。9月2日がベトナムカトリック教会の「ベトナム殉教者の祝日」にあたる日曜日であることが、その理由でした。国民の幅広い支持を得るための配慮が、日付の選定にも込められていました。
ホー・チ・ミンが読み上げた独立宣言の冒頭は、「すべての人間は平等に生まれ、創造主によって生命・自由・幸福の追求という不可侵の権利を与えられている」というアメリカ独立宣言の一節から始まります。植民地支配からの解放を主張するために、かつての宗主国フランスの革命精神とアメリカの建国理念を意図的に引用した構成は、独立の正当性を国際社会に訴える政治的な意図を持っていました。現在、9月2日のベトナム国慶節は国全体が祝う最大の祝日のひとつです。ハノイのバーディン広場では毎年記念式典が開かれ、節目の年には大規模な軍事パレードが実施されます。2025年の建国80周年には、午前6時30分から式典が始まり、43の軍部隊、26の軍警察部隊に加え外国派遣団も参加するパレードが行われました。ホアンキエム湖をはじめハノイ市内5か所では花火が打ち上げられ、街の各所に赤と黄の国旗が掲げられます。
この日はベトナム全土で2日間の連休となり、旅行やレジャーを楽しむ人々で観光地がにぎわいます。独立から80年以上が経った現在も、バーディン広場での宣言は国民の記憶に深く刻まれており、9月2日はベトナムの国民的アイデンティティの核心をなす日となっています。
9月2日の他の記念日
9月2日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)