聖母マリア誕生の祝日 (年中行事 9月8日)
- 典礼区分
- 祝日(カトリック典礼暦)
- 起源地
- エルサレム
- 起源時期
- 5世紀ごろ
- ローマ典礼採用
- 7世紀
- 歴史
- 1400年以上
世界に約13億人の信者を持つローマ・カトリック教会が定めた「聖マリアの誕生(祝日)」は、毎年9月8日に祝われる。この習慣のはじまりはエルサレムにさかのぼり、5世紀ごろに建てられた聖マリア誕生大聖堂でマリアの生誕を記念する祭礼が行われていたことが起源とされる。7世紀にはビザンティン典礼、続いてローマ典礼でも正式な祝日として位置づけられ、1400年以上の歴史を持つ祝日として現在に受け継がれている。
マリアの誕生に関する詳しい記述は聖書の正典には含まれていないが、2世紀半ばごろに成立した外典『ヤコブ原福音書』には彼女の両親であるヨアキムとアンナの物語が記されている。長い間子どもに恵まれなかった夫婦のもとに天使が訪れ、やがてマリアが生まれたとされる。この物語の影響もあって東方キリスト教世界でのマリア崇敬が各地に広まり、エルサレムをはじめとした教会でマリアの誕生を祝う習慣が根づいた。外典の記述が典礼の形成に大きな役割を果たした稀な例といえる。
カトリック教会の典礼暦では「記念日」「祝日」「祭日」の3段階に分かれており、聖マリアの誕生は「祭日」より一段下の「祝日」に格付けされている。上位の「祭日」には1月1日の神の母聖マリア、8月15日の聖母の被昇天がある。9月15日の「悲しみの聖母」記念日へと続く秋の時期はマリアにまつわる典礼が集中する。神学的には、この祝日はマリア自身をたたえるというよりも、救い主イエスをこの世に送り出した神の働きを記念する日と解釈される。「神は我々と共におられる」を意味するインマヌエルの母となるマリアの誕生は、キリスト教の信仰において全世界の救いのはじまりと位置づけられており、日本でもカトリック系の修道会や教会でミサや記念行事が行われている。
9月8日の他の記念日
9月8日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)