愛馬の日 (記念日 9月23日)
- 制定・主催
- 日本中央競馬会(JRA)
- 開催日
- 秋分の日(動物愛護週間内)
- 初回開催
- 1968年(昭和43年)
- 2025年回数
- 第50回
- 会場
- 馬事公苑(東京都世田谷区)
- 主なイベント
- 打毬・体験乗馬・古式馬術披露
1968年の秋分の日、東京・世田谷の馬事公苑で第1回「愛馬の日」が開催されました。以来、毎年欠かさず続けられてきたこのイベントは、2025年に第50回という節目を迎えています。
「愛馬の日」を制定したのは日本中央競馬会(JRA)です。動物愛護週間(9月20〜26日)の一環として秋分の日に設定し、馬事公苑を会場に伝統馬事芸能の披露や体験乗馬など、馬を間近に感じられる催しを毎年続けてきました。競走馬や農耕馬に親しむ機会が少なくなった現代において、馬への理解と関心を広める場として定着しています。
イベントの目玉のひとつが「打毬(だきゅう)」です。平安時代に中国から伝わったとされるこの競技は、馬上でスティックを使って毬を打ち合うもので、現在では馬事公苑が日本における数少ない実施場所のひとつとなっています。ほかにも古式馬術や流鏑馬に連なる伝統的な騎馬技術が披露され、普段の競馬とはまったく異なる馬の姿を見ることができます。体験乗馬コーナーでは子どもから大人まで実際に馬の背中に乗ることができ、間近で触れることで馬の大きさや温もりを直接感じることができます。競馬場のスタンドから眺めるレースとは違い、馬と人が同じ空間で過ごすこの時間は、動物としての馬を知る貴重な機会です。
「愛馬の日」の歴史は実は戦前にまでさかのぼります。1904年(明治37年)、日露戦争の最中に明治天皇が馬匹改良を命じた勅諚を記念し、1939年(昭和14年)に政府が4月7日を「愛馬の日」と定めました。終戦後いったん途絶えたこの取り組みを、JRAが1968年に秋分の日に復活させた形です。動物愛護という視点を加えながら受け継がれた、半世紀以上の歩みがあります。
馬事公苑は東京2020オリンピック・パラリンピックで馬術競技の会場となり、改修を経て2023年に再開園した施設です。無料で入場でき、馬とふれあえる数少ない都市型施設として、愛馬の日以外の日にも多くの来場者を集めています。秋分の日を迎えるたびに、60年近くにわたって続いてきたJRAと馬と市民の交流が、ここで新たな1ページを加えています。
9月23日の他の記念日
9月23日のカレンダー情報
9月の二十四節気・雑節
- 白露(はくろ) 9月7日(月)
- 秋分(しゅうぶん) 9月23日(水)
- 秋の彼岸(ひがん)入り 9月20日(日)
- 二百十日(にひゃくとおか) 9月1日(火)
- 二百二十日(にひゃくはつか) 9月11日(金)
- 秋の社日(しゃにち) 9月23日(水)