乳房再建を考える日 (記念日 10月8日)

乳房再建を考える日
日本の再建率
乳がん手術全体の約12.5%(米国40%、韓国53%)
保険適用開始
インプラント再建は2013年に健康保険適用
年間罹患者数
日本の乳がん年間罹患者数は約10万人
再建の方法
人工物(インプラント)と自家組織移植の2種類
記念日認定
2024年、日本記念日協会が認定

乳がんと診断された女性の約9割が、乳房を全摘または部分切除する手術を受けています。しかし日本では、術後に乳房再建を選択する人の割合は乳がん手術全体の約12.5%にとどまっており、米国の40%、韓国の53%と比べても際立って低い水準です。再建という選択肢が十分に知られていないことが、その背景にあると指摘されています。

10月8日は「乳房再建を考える日」です。アッヴィ合同会社アラガン・エステティックスとNPO法人E-BeCが共同で制定し、2024年に日本記念日協会が認定しました。日付の由来は二つあります。一つは、北米で毎年10月に行われている「乳房再建啓発デー(Breast Reconstruction Awareness Day)」にあわせて10月を選んだこと。もう一つは、乳房再建の啓発シンボルである「クローズドリボン」の形が数字の「8」に見えることから、10月8日が選ばれました。

乳房再建術は、乳がん手術で失われた乳房の形を取り戻す医療行為です。方法は大きく二種類あります。シリコンなどの人工物(ブレスト・インプラント)を用いる方法と、お腹や背中などの自家組織を移植する方法です。日本ではインプラントによる再建が2013年に保険適用となり、現在では人工物・自家組織ともに保険診療として受けることができます。

ただし、保険が適用されるのは摘出した側の乳房に限られており、左右のバランスをとるための対側乳房への手術や、仕上がりを整える脂肪注入などは自費診療となる場合があります。また、再建のタイミングは乳がん手術と同時に行う「一次再建」と、術後しばらくしてから行う「二次再建」があり、治療の経過や体の状態によって選択が変わります。

国立がん研究センターの統計によると、日本における乳がんの年間罹患者数は約10万人にのぼり、女性のがんの中で最も多い部位です。その一方で、再建に関する情報は乳がん治療全般と比べると患者への周知が進んでいないとされています。担当医から再建の選択肢について説明を受けた経験がないという声も少なくありません。

「乳房再建を考える日」は、こうした情報格差を縮めることを目的とした記念日です。治療の選択肢として再建があることを、患者本人だけでなく社会全体が知っておくことが、この記念日の意図するところです。

10月8日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 一粒万倍日、神吉日
月齢 27.0

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)