島の日 (記念日 10月10日)

島の日
制定年
1998年(平成10年)
制定場所
沖縄県・竹富島(こぼし文庫)
発起人
志茂田景樹・平松暁・上勢頭芳徳
対象島数
日本の有人島425島
第1弾活動
本を送ろう運動(竹富島・波照間島)
日付の語呂
10月10日「とう・とう」

日本には現在、人が暮らす有人島が425島あります。離島振興法に定められたこの数字を冠した「日本の島425プロジェクト」は、1998年10月10日、沖縄・竹富島で始動しました。宣言の場として選ばれたのは、島の伝統的な集落景観が今も色濃く残る竹富島の「こぼし文庫」。作家の志茂田景樹、グラフィックデザイナーの平松暁、竹富集落景観保存事務局長の上勢頭芳徳の3名が発起人となり、毎年10月10日を「島の日」と定める宣言を行いました。

プロジェクトが掲げたのは、本土の都市部では失われつつある自然環境や地域共同体のあり方を、島という場所に光をあてることで見つめ直すという視点です。島には、長年の生活の中で育まれた独自の規律や祈りの文化、人と人との結びつきが残されています。そうした価値を全国425島ひとつひとつから拾い上げるのが、このプロジェクトの出発点でした。

第1弾の取り組みとして展開されたのが「本を送ろう運動」です。竹富島と波照間島(はてるまじま)に書籍を寄贈するところから活動がスタートし、島の子どもたちや住民の文化的な環境づくりへの支援が具体的に動き始めました。

「島の日」の日付である10月10日は、「とう(十)・とう(十)」という語呂合わせとともに、かつての体育の日として多くの人に親しまれてきた日付でもあります。沖縄・八重山地方を舞台に選んだことには、日本の島文化の多様性を象徴する意図があったとみられます。竹富島は、国の重要文化的景観にも選定されている集落を持ち、赤瓦の屋根と白砂の道が今も保たれているほか、近年は観光客の急増によるオーバーツーリズムの問題とも向き合い続けている島です。

日本の有人島の数はその後の調査で変動しており、国土交通省などの集計によって数字が異なる場合もありますが、425という数字はプロジェクト設立時の離島振興法に基づくものです。日本が海洋国家として多数の島を抱え、その一つひとつに人々の生活が根付いているという事実を、この記念日は静かに問いかけています。

10月10日の他の記念日

10月10日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 母倉日、巳の日
月齢 29.0

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)