えびす講 (年中行事 10月20日)
- 起源
- 室町時代(京都・堺の商人が始め)
- えびす様の特徴
- 七福神唯一の日本生まれの神
- 関東の開催日
- 10月20日・1月20日(二十日えびす)
- 著名な祭り
- 東京・日本橋のべったら市(屋台400〜500軒)
- 祈願内容
- 商売繁盛・五穀豊穣・大漁・家内安全
神無月と呼ばれる旧暦10月、全国の神々は縁結びの相談のため出雲に集まるとされます。しかしえびす様だけは出雲には向かわず、地元の村や家に残って人々を守り続ける「留守神」の役を担います。その留守番のえびす様に感謝と祈願を捧げる行事が、えびす講です。起源は室町時代の京都・堺にさかのぼり、当時の商人たちが「講」という集まりを結成し、えびす様に供物を捧げたことが発端とされています。江戸時代に町人文化が栄えると全国へ伝播し、商人だけでなく農民や漁師まで幅広い層が参加する年中行事として定着しました。
えびす様は七福神唯一の日本生まれの神です。
ほかの六神が中国・インド由来であるのに対し、えびす様は古来日本の信仰から生まれました。右手に釣竿、左手に鯛を抱えた福々しい姿は「えびす顔」という言葉を生み、蛭子神・事代主神などと習合しながら漁業の神・商売繁盛の神として各地で信仰されてきました。七福神の中でも際立って庶民に親しまれてきた背景には、その土着の親しみやすさがあります。
開催日は地域によって異なり、関東では10月20日と1月20日が多く「二十日えびす(はつかえびす)」と呼ばれます。一方、関西の十日戎は1月10日前後に行われ、大阪の今宮戎神社や兵庫の西宮神社には年間100万人を超える参拝者が訪れます。月遅れで11月20日に行う地域も多く、全国各地でそれぞれの形で伝承されています。東京・日本橋の寳田恵比寿神社では毎年10月19日・20日に「べったら市」が開かれ、名物のべったら漬けをはじめ飴細工や七味などを扱う屋台が400〜500軒並ぶ江戸時代からの賑わいが今に続いています。供え物には尾頭付きの鯛・お神酒・大根が用いられ、熊手や福笹で「福をかき集める」風習も各地に残ります。
10月20日の他の記念日
10月20日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)