世界ユキヒョウの日 (記念日 10月23日)
- 記念日
- 毎年10月23日
- 制定年
- 2014年
- 由来となった会議
- 世界ユキヒョウ保護フォーラム(ビシュケク)
- 参加国数
- 12カ国
- 推定生息数
- 約3,920〜6,390頭
- 保護区の割合
- 生息域の約14%
野生では3,900頭から6,400頭ほどしか残っていないとされる動物がいます。ユキヒョウです。ヒマラヤから中央アジアの高山帯に暮らすこの大型ネコ科動物は、その希少さから「幻の豹」とも呼ばれ、IUCNのレッドリストに絶滅危惧種として登録されています。
毎年10月23日は「世界ユキヒョウの日」です。2013年のこの日、キルギス共和国の首都ビシュケクで「世界ユキヒョウ保護フォーラム」が開催されました。ユキヒョウが生息するアフガニスタン、ブータン、中国、インド、カザフスタン、キルギス、モンゴル、ネパール、パキスタン、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンの12カ国が一堂に会し、国際的な保護の枠組みを話し合った歴史的な会議です。このフォーラムを記念して、WWFなど国際自然保護団体が翌2014年から10月23日を記念日として制定しました。
ユキヒョウを脅かす要因は複数あります。毛皮や骨を目当てにした密猟はワシントン条約で商業取引が禁じられた現在も続いており、鉱山開発や道路建設、過放牧による生息地の縮小も深刻です。さらに地球温暖化の影響で、生息に適した高山帯の環境が大きく変化するリスクも指摘されています。気候変動が進んだ場合、生息地の3分の1が失われる可能性があるという試算もあります。生息域のうち保護区として指定されているのは現時点でわずか14%にとどまっています。
家畜との関係も複雑な問題を生んでいます。野生の獲物が減った地域では、ユキヒョウが家畜を襲うケースが増え、牧畜民による報復殺害が起きることがあります。保護活動では、地域住民の生計と野生動物の保全を両立させる取り組みが欠かせない課題となっています。フォーラムで合意された「世界ユキヒョウ・エコシステム保護プログラム(GSLEP)」のもと、12カ国の政府と市民団体が連携し、保護区の拡大と長期的な保護活動が続けられています。
この記念日には、世界各地の動物園やWWFの各国支部がユキヒョウの現状を発信し、保護への関心を呼びかけます。日本でも北海道の円山動物園など一部の施設でユキヒョウを見ることができ、記念日に合わせたイベントが実施されることがあります。過去16年間で個体数が約20%減少したとも指摘される中、この日は現状を知るきっかけになっています。
10月23日の他の記念日
10月23日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)