パンダの日 (記念日 10月28日)
- 記念日
- 10月28日
- 制定年
- 2012年(来園40周年)
- 制定者
- 上野動物園(東京都恩賜上野動物園)
- 来園年月日
- 1972年10月28日
- パンダの名前
- カンカン(康康)・ランラン(蘭蘭)
- 公開初日来園者数
- 約5万6000人
1972年11月5日、上野動物園の一般公開初日に5万6000人が押し寄せました。2時間並んで見られるのはわずか30秒。それでも人々は動かなかった——ジャイアントパンダ「カンカン(康康)」と「ランラン(蘭蘭)」の来日は、戦後日本でもまれに見る熱狂を生みました。
2頭が上野動物園に到着したのは、1972年10月28日のことです。同年9月に田中角栄首相が訪中して日中国交正常化が実現し、その友好の証として中国政府から日本に贈られました。当時の内閣官房長官・二階堂進が羽田空港まで出迎えに赴いたことからも、いかに国家的な出来事であったかがわかります。「パンダ外交」という言葉が生まれた背景には、冷戦期の外交戦略と、動物が持つ不思議な人心掌握力の両方がありました。
カンカンはオス、ランランはメスで、2頭は上野動物園でともに暮らしながら繁殖が期待されました。しかし、ランランは1979年9月に妊娠中毒症と尿毒症の合併症で死亡し、カンカンも翌1980年6月に心不全で息を引き取りました。来園からわずか8年足らず。短い滞在でしたが、日本の動物園史においてもっとも記憶される2頭として、その名は現在も語り継がれています。
10月28日が「パンダの日」として制定されたのは2012年のことです。上野動物園が、カンカンとランランの来園40周年を記念して定めました。以来、この日には動物園でパンダサンバイザーの配布などのイベントが行われています。現在、上野動物園には雌のシンシン(真真)を母とするシャオシャオ(暁暁)とレイレイ(蕾蕾)の双子がいます。2021年6月に生まれた2頭は日本で初めて成育に成功した双子のジャイアントパンダで、来園者の人気を集め続けています。カンカンとランランが運んできた縁は、50年以上を経てもなお上野に根づいています。
10月28日の他の記念日
10月28日のカレンダー情報
10月の二十四節気・雑節
- 寒露(かんろ) 10月8日(木)
- 霜降(そうこう) 10月23日(金)
- 秋の土用(どよう) 10月20日(火)