とらふぐの日 (記念日 10月29日)

とらふぐの日
制定年
1980年
制定者
協同組合下関ふく連盟
語呂合わせ
と(10)らふ(2)ぐ(9)
ふぐ食解禁
1888年(明治21年)・山口県
主要市場
下関・南風泊市場(国内最大)
天然物の旬
1〜3月(遠州灘沖産が約6割)

下関では、フグのことを「ふく」と呼びます。「福」に通じる縁起のよい音だからです。その下関で、毎年9月29日に盛大に祝われるのが「とらふぐの日」です。「と(10)らふ(2)ぐ(9)」の語呂合わせから、協同組合下関ふく連盟が1980年に制定しました。

下関がふぐの本場となったきっかけは、1888年(明治21年)の出来事にさかのぼります。初代内閣総理大臣・伊藤博文が下関の料亭「春帆楼」に宿泊した際、魚の手配ができなかった女将が、当時禁制だったふぐを打ち首覚悟で御膳に出しました。その美味しさに感動した伊藤博文が山口県令(知事)に働きかけ、山口県でのふぐ食が全国に先駆けて解禁されたのです。現在、下関の南風泊市場は日本最大のふぐ取扱市場として知られています。日本国内で水揚げされる天然トラフグの約8割が下関に集まり、長崎・熊本などで養殖されたトラフグも多くがここを経由します。天然もののトラフグは遠州灘沖産が約6割を占め、産卵期にあたる1月から3月が最盛期です。この時期、トラフグは瀬戸内海や玄界灘へと移動しながら旬を迎えます。

「とらふぐの日」が9月29日に設けられているのは、秋の訪れとともにふぐの需要が高まる時季に合わせたためです。毎年この前後には「秋のふくまつり」が開催され、特産品の販売やふぐ料理の振る舞いなど、下関ならではのイベントが行われています。2月9日の「ふくの日」とあわせて、下関のふぐ文化を広くPRする機会となっています。

ちなみに下関で「ふぐ」を「ふく」と呼ぶのは、単なる方言ではありません。豊臣秀吉がふぐ食を厳しく禁じた時代、下関の人々は「ふく」という別の呼び名を使ってこっそり食べ続けたという説もあります。福を呼ぶ魚として親しまれてきた歴史が、この呼び名に込められています。

10月29日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 月徳日
月齢 18.5

10月の二十四節気・雑節

  • 寒露(かんろ) 10月8日(木)
  • 霜降(そうこう) 10月23日(金)
  • 秋の土用(どよう) 10月20日(火)