文化の日 (年中行事 11月3日)

文化の日
祝日制定年
1948年(祝日法施行)
憲法公布日
1946年11月3日
前身の祝日
明治節(1927〜1947年)
文化勲章制定
1937年
晴れの特異日
東京の晴天率は約70%

11月3日は、1年のなかでも特に晴天になりやすい日として知られています。気象統計上の「晴れの特異日」とされており、東京の平均晴天率は約70%にのぼります。文化の日に屋外で催される芸術祭や展覧会が多いのは、こうした気候的な条件とも無関係ではありません。

この祝日の起源をたどると、明治時代にさかのぼります。11月3日はもともと明治天皇の誕生日であり、1873年から「天長節」として祝われてきました。1927年(昭和2年)には天皇崩御後も日付を変えず「明治節」と改称され、引き続き祝日として残されました。明治天皇の誕生日を軸に、この日が特別な日として刻まれてきた歴史は、戦前から一貫しています。戦後、GHQ占領下の日本で1946年11月3日に日本国憲法が公布されました。公布の日付に11月3日が選ばれた背景には、明治節との連続性を意識したという説があります。半年後の1947年5月3日に憲法は施行され、この日は憲法記念日となりました。一方、公布日の11月3日は1948年施行の祝日法によって「文化の日」と定められ、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とする国民の祝日になりました。

現代における文化の日の象徴的な行事が、文化勲章の授与式です。学術・芸術・スポーツなど各分野で卓越した功績を残した人物が宮中で表彰されます。1937年に制定された文化勲章は、菊の花をかたどった意匠が特徴で、授与式は毎年この日に宮殿・松の間で執り行われます。各地の美術館・博物館では無料開放や特別展示を実施するところも多く、文化に親しむ機会として全国各地でさまざまな催しが行われます。

明治節から数えれば100年近い歴史を持つこの日付は、時代が変わるたびにその意味を塗り替えながらも、特別な日として受け継がれてきました。憲法公布という近代日本の転換点と、秋晴れの澄んだ空。そこには、長い歴史の積み重ねがあります。

11月3日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 天恩日、母倉日、巳の日
月齢 23.5

11月の二十四節気・雑節

  • 立冬(りっとう) 11月7日(土)
  • 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)