ゲゲゲ忌 (記念日 11月30日)
- 没年月日
- 2015年11月30日(享年93歳)
- 生誕地
- 鳥取県境港市(1922年3月8日生まれ)
- 主なゆかりの地
- 東京都調布市(50年以上居住)・鳥取県境港市
- 主なイベント
- 調布市・布多天神社「ゲゲゲ横丁」、市内11か所スタンプラリー
- 代表作
- 『ゲゲゲの鬼太郎』(アニメ第6期まで制作)
- 受賞・称号
- 文化功労者、調布市名誉市民
左腕を失いながらも、漫画の世界で妖怪を生き返らせた男がいます。水木しげるは1922年3月8日に鳥取県境港市で生まれ、太平洋戦争中に南方のラバウル戦線で爆撃を受けて左腕を失いました。生死の境をさまよいながら帰還した水木は、その後もご自身を「幸運な人間」と語り、戦争の悲惨さと命の重さを妖怪という独自のフィルターを通して描き続けました。その命日である11月30日は、代表作『ゲゲゲの鬼太郎』にちなんで「ゲゲゲ忌」と呼ばれています。
水木しげるが鬼太郎を世に送り出したのは1960年代のこと。貸本漫画からスタートした『ゲゲゲの鬼太郎』は、テレビアニメ化を経て日本中の子どもたちに愛される国民的作品となりました。シリーズのアニメは第6期まで制作され、累計発行部数は数千万部に上ります。水木プロダクションが拠点を置いた東京都調布市は、上京後の水木が50年以上を過ごした第二の故郷です。市は水木を名誉市民に認定し、その没後も命日の11月30日を「ゲゲゲ忌」と命名して毎年追悼イベントを主催しています。調布市のゲゲゲ忌では、布多天神社を中心に「ゲゲゲ横丁」と呼ばれるマルシェが開催されます。妖怪にちなんだ限定グッズの販売や演奏会が並び、市内11か所のゆかりの地を巡るスタンプラリーも毎年実施されています。2022年の生誕100周年には特別規模でのイベントが行われ、京極夏彦の講演や声優によるトークショー、砂像アート展示など多彩な企画が市全体を包みました。一方、水木の生まれ故郷である鳥取県境港市でも追悼行事が開かれ、水木しげるロードには年間を通じて全国からファンが訪れます。
水木しげるは2015年11月30日、心不全のため93歳で亡くなりました。晩年まで精力的に執筆を続け、妖怪研究家・紀行作家としても知られた水木は、日本が忘れかけていた妖怪文化をポップカルチャーの中に根付かせた功績を持ちます。文化功労者にも選ばれたその業績は、アニメや漫画にとどまらず、観光・地域振興にまで及びます。毎年11月30日に調布と境港で響く追悼の声は、左腕を失ってもなお筆を握り続けた漫画家への、静かで力強い敬意の表れです。
11月30日の他の記念日
11月30日のカレンダー情報
11月の二十四節気・雑節
- 立冬(りっとう) 11月7日(土)
- 小雪(しょうせつ) 11月22日(日)