防災用品点検の日 (記念日 12月1日)
- 提唱者
- 山村武彦(防災システム研究所所長)
- 点検日
- 3・6・9・12月の各1日(年4回)
- 山村氏の著書数
- 50冊以上
- 9月1日の由来
- 1923年関東大震災(M7.9)
- 関東大震災の被害
- 死者・行方不明者約10万5千人
- 主な点検対象
- 飲料水・食料・消火器・避難ロープ等
非常用の飲料水は古くなっていませんか。避難ロープにほつれはありませんか。消火器の使用期限は切れていませんか。「防災用品点検の日」は、こうした問いかけを年に4回、定期的に自分に向けるための記念日です。
この記念日を提唱したのは、防災システム研究所所長の山村武彦氏。1943年生まれの山村氏は、大学在学中の1964年に発生した新潟地震での災害ボランティア活動をきっかけに防災の道へ進み、早稲田大学を中退して防災・危機管理のシンクタンク「防災システム研究所」を設立しました。「真実と教訓は、現場にあり」を座右の銘に、60年以上にわたって国内外の被災地調査と支援を続けてきた人物です。著書は50冊以上に上り、NHK番組の監修や教科書掲載など幅広い分野で防災知識の普及に努めています。
点検日は3月・6月・9月・12月の各1日、年4回に設定されています。9月1日は1923年(大正12年)に発生した関東大震災の日であり、その後制定された「防災の日」でもあります。マグニチュード7.9、死者・行方不明者は約10万5千人、家屋の全半壊25万戸、焼失家屋21万戸という未曾有の被害をもたらしたこの震災の記憶を軸に、季節の変わり目を点検のタイミングとして加えることで、防災用品の劣化や期限切れを見逃さない仕組みを作っています。
点検の対象は非常用の飲料水・食料・消火器・避難ロープなど多岐にわたります。飲料水のペットボトルは開封していなくても製造から2〜5年で風味が変わり、食料の缶詰や乾パンにも賞味期限があります。ライトや携帯ラジオの電池切れも、災害時にはいのちに直結する問題です。季節の変わり目という覚えやすいタイミングを活用して、中身の確認・補充・入れ替えを習慣化することが、この記念日の核心にあります。
山村氏は「近助(きんじょ)」「互近助(ごきんじょ)」「防災隣組」といった概念も提唱しています。自助だけでなく、近隣住民同士が顔見知りになり、いざというときに助け合える関係を日常から育てようという考え方です。防災用品の点検を機に、家族で避難経路を確認したり、近所の集合場所を話し合ったりすることが、備えをより実効性のあるものにします。
防災用品は「あるだけ」では意味がありません。使えるものが、必要な量だけ、手の届く場所にある状態を保つことが重要です。次の点検日は1月・4月・7月・10月ではなく、あえて季節が変わる月初めの3・6・9・12月1日。カレンダーにあらかじめ印をつけておくと、点検を先延ばしにせずに済みます。
12月1日の他の記念日
12月1日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)