世界ニホンザルの日 (記念日 12月3日)
- 制定年
- 2021年
- 制定者
- 公益財団法人日本モンキーセンター
- 日付の由来
- 1948年12月3日、幸島でのニホンザル調査開始
- 調査の先駆者
- 今西錦司(京都大学)
- 生息北限
- 青森県下北半島
- 飼育展示規模
- 約50種700頭(世界最多)
霊長類の中でもっとも北に生息する野生ザルとして知られるニホンザル。その本格的な科学調査が始まったのは、1948年12月3日のことでした。京都大学の今西錦司らが宮崎県幸島に渡り、ニホンザルの群れを組織的に観測したこの日が、世界ニホンザルの日の原点です。
記念日を制定したのは、愛知県犬山市に拠点を置く公益財団法人日本モンキーセンターです。霊長類の飼育展示種数が約50種700頭と世界最多を誇るこの施設は、野生ニホンザルの調査も続けており、笹ヶ峰・白山・金華山などで長期にわたるフィールドワークを行っています。2021年に12月3日を「世界ニホンザルの日(World Japanese Macaque Day)」と定め、国内外への普及活動を始めました。
今西錦司が調査を始めた幸島では、その後も重要な発見が相次ぎました。1952年には、イモを海水で洗って食べる行動がメスの若ザルによって始まり、群れ全体へと広がっていく様子が記録されました。特定の個体が新しい行動を習得し、それが集団に伝わるこの現象は、動物の文化的伝達を示す事例として世界的な注目を集めました。
ニホンザルはヒトを除く霊長類の中でもっとも北に生息する種で、青森県下北半島の個体群が北限にあたります。雪中で温泉に浸かる姿は海外メディアにもたびたび取り上げられ、「スノーモンキー」の呼び名で親しまれています。一方で、農業被害や生息地の縮小といった問題も抱えており、保全と共存のあり方は今も課題となっています。
毎年12月3日を中心に、動物園や学校へのポスター配布、SNSでのハッシュタグ「#WorldJapaneseMacaqueDay」を使った情報発信、オンラインイベントなどが行われます。
日本固有の霊長類であるニホンザルへの理解を深め、野生での保護と飼育下での福祉向上を訴える日として、国内外で認知が広がっています。
12月3日の他の記念日
12月3日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)