調性で音楽を楽しむ日 (記念日 12月7日)
- 認定日
- 2024年12月7日
- 記念日の日付
- 12月7日・7月12日
- 制定者
- 調性記念日制定プロジェクト from 虹音日記
- 日付の由来
- 調性は12音から7音を選ぶ(12と7)
- 調性の種類
- 長調12・短調12、計24種類
- 認定機関
- 一般社団法人日本記念日協会
ピアノの鍵盤を1オクターブ分眺めると、ドからシまで白鍵と黒鍵を合わせて12の音があります。そのうち7音を選んで並べたものが「音階」であり、どの音を中心に据えるかによって楽曲全体の雰囲気が決まる——それが「調性」です。長調は明るく、短調は翳りを帯びる、という感覚が代表例ですが、実際には長調だけで12種類、短調も12種類、合わせて24の調性が存在します。
調性は「音楽の血液型」です。
「調性で音楽を楽しむ日」は、この12と7という数字から日付が決まっています。12月7日(12・7)と7月12日(7・12)の2日が記念日とされており、2024年12月7日に一般社団法人日本記念日協会が正式に認定・登録しました。制定したのは「調性記念日制定プロジェクト from 虹音日記」。音楽を調性の観点で読み解くブログ「虹音日記」が発起した取り組みです。
同じメロディーでも、ハ長調で演奏するとまっすぐな印象を受け、変ロ長調に移すと少しくすんだ暖かさが漂います。絶対音感のない人でも、曲を聴いて「明るい」「重たい」「どこか異国風」と感じるとき、その印象は多くの場合、調性が生み出しています。
西洋音楽において調性が体系化されたのは17世紀ごろのことです。バッハは『平均律クラヴィーア曲集』で24すべての調性に前奏曲とフーガを作曲し、各調性が持つ個性を作品として定着させました。ベートーヴェンが英雄的な場面で変ホ長調を好んで使ったことや、ショパンが夜想曲に変ニ長調を多用したことも、調性の選択が作曲家の表現意図と深く結びついていた証拠です。20世紀に入ると、シェーンベルクが「12音技法」を提唱し、特定の音を中心に置かない音楽が現れました。調性からの解放を試みたこの手法は現代音楽の扉を開きましたが、一方でポップスやジャズ、映画音楽は今も調性を基盤として聴衆の感情に働きかけています。スマートフォンの着信音から交響曲まで、私たちが日常で耳にする音楽のほとんどは何らかの調性を持っています。
この記念日をきっかけに、好きな曲の「調」を調べてみると、音楽の聴こえ方が少し変わります。CDのライナーノーツや動画サイトのコメント欄には調性が記されていることも多く、楽譜がなくても確認できます。12月7日と7月12日の年2回、そうした視点で音楽を聴き直す機会にするのが、この記念日の趣旨です。
12月7日の他の記念日
12月7日のカレンダー情報
12月の二十四節気・雑節
- 大雪(たいせつ) 12月7日(月)
- 冬至(とうじ) 12月22日(火)