ファーストエイドの日 (記念日 毎月18日)

ファーストエイドの日
制定年
2001年
制定者
18゛の日制定委員会
由来(語呂)
1=ファースト、8゛=エイド(Aid)
救急車の平均到着時間
全国平均約9分
AED設置台数
全国約60万台以上
AED一般使用解禁
2004年

急に人が倒れたとき、救急車が到着するまでの平均時間は全国で約9分です。この9分間に何ができるか——それがファーストエイドの本質です。毎月18日は「18゛の日(ファーストエイドの日)」。「1」をファースト、「8」に濁点をつけてエイド(Aid)と読む語呂合わせです。2001年に18゛の日制定委員会が制定しました。

ファーストエイドとは、医療従事者が到着するまでの間に一般市民が行う応急手当・救急救命の総称です。心停止の場合、脳への血流が止まってから約3〜4分で脳細胞が死滅し始めるとされています。胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAED(自動体外式除細動器)の使用は、この限られた時間のなかで生存率を大きく左右します。総務省消防庁の統計では、救急車到着前に市民がAEDを使用した場合の社会復帰率は、使用しなかった場合と比較して約2倍になるというデータもあります。

日本では1991年から一般市民もAEDを使用できるよう制度が整備され、2004年には医療資格を持たない一般人によるAED使用が正式に解禁されました。現在、AEDは駅・学校・ショッピングモール・公共施設など全国に約60万台以上が設置されています。また、消防本部が実施する「普通救命講習」(約3時間)を受講することで、胸骨圧迫・人工呼吸・AED操作の基本技術を習得できます。

ファーストエイドの概念は応急手当にとどまりません。骨折時の固定、出血への対応、熱中症や誤飲への初期対処など、日常のさまざまな場面で活用できます。スポーツ現場や職場での需要も高まっており、日本赤十字社も「ファーストエイド講習」(約3時間)を定期開催しています。労働安全衛生法では、常時50人以上が勤務する事業所に救急用具の備えが義務付けられており、担当者が応急処置の基本技術を身につけることが推奨されています。適切な初動対応が、その後の回復を大きく左右することもあり、毎月18日はファーストエイドの大切さを改めて振り返る日になっています。