宵戎(よいえびす) (年中行事 1月9日)
- 開催日
- 毎年1月9日(本戎は10日、残り福は11日)
- 代表神社
- 今宮戎神社(大阪)、西宮神社(兵庫)
- 今宮戎の参拝者
- 3日間で約100万人
- 縁起物
- 福笹(吉兆付き)・鯛・小判・米俵など
- 今宮戎の創建
- 西暦600年頃(推古天皇の御代)
- 最古の記録
- 延宝3年(1675年)の大阪案内図「葦分舟」
大阪・今宮戎神社の十日戎は、3日間合計で約100万人が訪れる関西最大級の正月行事です。その初日にあたる1月9日が「宵戎(よいえびす)」。翌10日の「本戎」、11日の「残り福」とともに、えびす信仰が形になった祭りです。
今宮戎神社の創建は推古天皇の御代(西暦600年頃)にまで遡ります。聖徳太子が四天王寺を建立する際、その西方の守護神として鎮座させたと伝えられ、当初から市場鎮護の神として崇敬を集めてきました。江戸時代に入り大阪が商業都市として発展すると、十日戎の賑わいも増していきます。延宝3年(1675年)に刊行された大阪案内図「葦分舟」には、すでに十日戎の様子が描かれており、350年以上にわたって受け継がれてきた祭りであることがわかります。
宵戎の夜、参拝者が神社に持ち込むのが「福笹(ふくざさ)」です。縁起物を飾った竹笹で、縁起物には鯛・小判・米俵・打ち出の小槌などの「吉兆(きっちょう)」があります。笹は常緑で生命力が強く、竹のように真っすぐ伸びることから、商売が繁盛し続けることへの願いが込められています。参拝者は本殿でお参りした後、巫女から福笹を受け取り、さらに好みの吉兆を購入して取り付けてもらいます。これを持ち帰り、店や家に飾るのが習わしです。
宵戎では「宵宮祭」が執り行われ、翌日の本祭に先立って神様をお迎えします。「宵まつりから参れば、より多くの福を授かる」という言い伝えもあり、本戎よりも混雑することさえあります。
十日戎は今宮戎神社だけでなく、西宮神社(兵庫県西宮市)や京都の恵美須神社(ゑびす神社)など全国各地で行われます。西宮神社では「福男選び」として知られる開門神事が本戎の早朝に執り行われ、一番乗りした参拝者が「一番福」を授かる行事として毎年注目を集めます。えびす様は七福神の中で唯一、日本固有の神とされており、その親しみやすい風貌と商業・漁業の守護神としての性格が、長く庶民に愛され続けてきた理由のひとつです。
参考リンク
1月9日の他の記念日
1月9日のカレンダー情報
1月の二十四節気・雑節
- 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
- 大寒(だいかん) 1月20日(火)
- 冬の土用(どよう) 1月17日(土)