もったいないフルーツの日 (記念日 毎月1日)

もったいないフルーツの日
制定年
2024年(日本記念日協会認定)
制定者
株式会社ドール
プロジェクト開始
2021年9月(バナナから開始)
参画企業数
50社以上(2024年時点)
対象フルーツ
バナナ・キウイ・マンゴーなど
開催頻度
毎月1日

バナナの皮に小さな傷がついているだけで、出荷基準を満たさずに廃棄されてしまうことがあります。味も栄養も問題ないのに、「商品にならない」と判断されるフルーツは、農場や加工場の段階で一定数生まれています。フルーツロスと呼ばれるこの問題に取り組み始めたのが、果物の生産・加工・販売を手がける株式会社ドールです。

ドールは2021年9月に「もったいないバナナプロジェクト」を立ち上げました。フィリピンの農場で収穫されるバナナのうち、傷・大きさ・形が出荷基準を満たさないものを救い出し、冷凍・ピューレ・パウダーに加工したうえで食品メーカーや飲食店へ提供する仕組みです。加工されたバナナはスイーツ・ドリンク・パン・発酵食品など幅広い商品に活用されており、「本来なら廃棄されるはずだったフルーツ」が消費者の手元に届くルートが整いつつあります。プロジェクトのコンセプトは「1本も残さない、1個も無駄にしない」という言葉に集約されています。

プロジェクトへの参画企業は開始から約3年で50社を超えました。製菓・製パン・飲料・発酵食品など幅広い業種が加わり、商品開発者向けのコミュニティ「Crafty」との連携もスタートしています。2024年にはキウイやマンゴーにも対象フルーツを拡大し、プロジェクト名も「もったいないフルーツアクション」と改めました。バナナ一種からのスタートが、複数の果物を包括する活動へと広がっています。

規格外フルーツの活用はメーカー間のコラボにとどまらず、オフィスや工場向けの配達サービス「Office de Dole」でも展開されています。規格外を含むフルーツを職場に届けることで、従業員の健康支援とフルーツロス削減を同時に進める取り組みです。廃棄されるはずのフルーツを素材として活かす発想が、働く場所というシーンにも根を張り始めています。

毎月1日の「もったいないフルーツの日」は、2024年に日本記念日協会が認定した記念日です。月の最初の日にプロジェクトの存在を広く知ってもらい、フルーツロスへの関心を継続的に高めることが目的です。日付の「1」には「1本も残さない、1個も無駄にしない」という思いがかけられており、毎月の区切りに規格外フルーツの存在を思い出す機会として機能しています。