立春 (年中行事 2月4日)
- 節気の順位
- 二十四節気の第1番目
- 太陽黄経
- 315度
- 日本への伝来
- 6世紀ごろ
- 無形文化遺産
- 2016年(ユネスコ登録)
- 暦上の春の期間
- 立春〜立夏前日
旧暦の文化では、一年のスタートは元旦ではなく立春でした。干支や「今年の恵方」の起算点がいまも立春であるのはその名残で、節分の豆まきも「新年の邪気払い」という意味合いを持っていました。
立春は二十四節気の第一番目にあたる節気で、太陽が黄経315度の位置に達した瞬間、あるいはその日を指します。現行の太陽暦では毎年2月3日から5日ごろに訪れ、この日から立夏の前日までが暦上の「春」となります。
二十四節気は古代中国の北方地域で生まれた暦の概念です。太陽が1年かけて天球を一周する軌道(黄道)を24等分し、それぞれに名称をつけたもので、農耕の指針として発展しました。日本には6世紀ごろに伝来し、明治時代に太陽暦が採用されるまでの1300年以上にわたって使われ続けました。2016年にはユネスコの無形文化遺産に登録されています。
前日の節分も、もとは立春だけに結びついた行事ではありませんでした。「節分」の本来の意味は「季節の分かれ目」で、春・夏・秋・冬それぞれの「立」の前日すべてに節分があります。四つある節分のうち、年の始まりとされる立春の前日だけが重視されるようになり、いつしか「節分=2月の行事」として定着しました。禅寺では立春の朝に「立春大吉」と書いた紙を門に貼る風習があり、縦書きにすると左右対称になることから厄除けの意味があるとされています。
気象上は、立春を過ぎても寒さが続くことが多く、「立春寒波」という言葉も定着しています。小寒から続く「寒」の期間はこの日に明けるため「寒の明け」とも呼ばれます。冬至から約45日が経過して日照時間は着実に延び、梅の開花の便りも届き始めます。俳句では「立春」「春立つ」「春来る」が春の季語として使われています。
現代では天文計算によって立春の日時を毎年確定します。地球の公転軌道が楕円形のため年によって時刻が数時間ずれ、うるう年の有無で日付が変わることもあります。2021年の立春は2月3日で、1984年以来37年ぶりのことでした。近年は2月4日が多いものの、今後は2月3日の年が増える計算になっています。
2月4日の他の記念日
2月4日のカレンダー情報
2月の二十四節気・雑節
- 立春(りっしゅん) 2月4日(水)
- 雨水(うすい) 2月19日(木)
- 節分(せつぶん) 2月3日(火)