学習机の日 (記念日 2月9日)

学習机の日
制定者
株式会社イトーキ
認定年
2023年(日本記念日協会)
日付の由来
「つ(2)く(9)え」の語呂合わせ
日本初発売
1962年(スチール製学習机)
制定の機
学習机発売60周年(2022年)

「高さを調節できる学習机を、すべての子どもに」——1962年(昭和37年)、イトーキ(当時・伊藤喜工作所)がその思いを形にしました。スチール製で天板の高さを変えられる「ジュニアデスク」は、日本で初めて一般家庭向けに販売された学習机です。

それから60年後の2022年、イトーキはこの発売を記念して2月9日を「学習机の日」として制定し、2023年に日本記念日協会の認定を受けました。日付は「つ(2)く(9)え」という語呂合わせによるもの。新学期に向けた準備が始まる2月は、机を新調したり買い替えたりする家庭が増える時期でもあります。子どもも大人も、自分が使っていた机を思い出し、家族で語り合うきっかけにしてほしいという気持ちが制定の背景にあります。

高度経済成長期の昭和30〜40年代、量産しやすいスチール製の学習机は急速に普及しました。1970〜80年代になると素材は木製に移り変わり、天板の上に大型書棚や電気スタンドを組み込んだ重厚な一体型スタイルが家庭に定着します。この時代、学習机は入学祝いの定番品として位置づけられ、子どもが小学校へ上がるタイミングで購入する家庭が急増しました。参考書も辞書も手元に——分厚い辞書が並んだあの重い机のイメージは、この時代に確立されたものです。学習机は単なる家具ではなく、子どもが「自分だけの領域」を持つための象徴的な存在になっていきました。

転機は2000年代でした。書棚と机を分離し、自由に組み替えられる「機能分離型」が登場します。それまで部屋の大半を占めていた大きな家具が、生活スタイルに合わせて変えられる柔軟な道具へと変わっていきました。近年は紙の教材が減り、タブレット端末を置けるすっきりした天板のデスクや、ナチュラルな木の風合いを生かしたインテリア志向の製品が支持されています。

60年の間に形は大きく変わりましたが、「ここが自分の勉強場所だ」と感じさせる机の存在感は変わりません。2月9日の学習机の日には、かつて使っていた机の傷や落書き、引き出しに収めていた文具の配置、積み上げた問題集の重さをふと思い出してみてください。

2月9日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 寅の日、不成就日
月齢 21.3(下弦の月)

2月の二十四節気・雑節

  • 立春(りっしゅん) 2月4日(水)
  • 雨水(うすい) 2月19日(木)
  • 節分(せつぶん) 2月3日(火)