古民家の日 (記念日 5月30日)

古民家の日
制定者
有限会社Mアンジョウ建築研究所(東京都渋谷区富ヶ谷)
日付の由来
「こ(5)みん(3)家=おうち(0)」の語呂合わせ
英語名
Cominka Day(community+minkaの造語)
同日の記念日
ごみゼロの日(5月30日)
翌日の記念日
古材の日(5月31日・こざい=531の語呂合わせ)
認定機関
一般社団法人 日本記念日協会

築50年以上が経過した日本家屋が「古民家」と呼ばれ始めて久しい。茅葺き屋根、太い柱と梁、土間――かつては全国どこにでも見られたこうした建物が、いま急速に失われています。5月30日は「古民家の日」。東京都渋谷区富ヶ谷に拠点を置く有限会社Mアンジョウ建築研究所が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録された記念日です。

日付には二重の意味が込められています。ひとつは「こ(5)みん(3)家=おうち(0)」という語呂合わせ。もうひとつは「ごみゼロの日」と同じ日に設定することで、古民家の再利用・古材の活用という「もったいない精神」を重ね合わせるという発想です。捨てずに活かす、という価値観が記念日の背骨になっています。

英語表記は「Cominka Day」で、「cominka」という言葉自体が「community(共同体)」と「minka(民家)」を組み合わせた造語です。ひとつの建物が地域の結節点になる――そのビジョンが名称そのものに凝縮されています。

この記念日が生まれた背景には、切迫した現実があります。高度経済成長期以降、耐震性・断熱性・利便性を理由に古い木造家屋の取り壊しが進み、農村部だけでなく都市近郊でも古民家は姿を消してきました。一方で、解体された古民家から取り出された古材(古い木材)は、現代では手に入らない太さや質を持つものも多く、再利用素材として見直されています。なお、「こ(5)ざ(3)い(1)」の語呂合わせから5月31日は「古材の日」とされており、古民家の日と連続して古材への関心を高める構成になっています。

近年、古民家の活用は多様な形で広がっています。カフェ、ゲストハウス、工房、ギャラリー、シェアオフィス――用途は様々ですが、共通しているのは「空間そのものの価値」を商品にしている点です。新築では再現できない柱の風合い、煤けた梁、土壁の質感が、むしろ強みとして機能します。「古民家カフェ」というジャンルはSNSを通じて若い世代にも認知が広まり、過疎地への誘客手段としても注目されています。

古民家は単なる「古い家」ではありません。地域の気候風土に合わせて長い時間をかけて磨かれた建築の知恵が詰まった、生きた文化財です。古民家の日は、そうした建物が「邪魔者」から「資源」へと見方が変わるきっかけを作ることを目的としています。取り壊す前に立ち止まって、その建物が持つ歴史と可能性をもう一度考えてみること――それがこの記念日の問いかけです。

5月30日のカレンダー情報

六曜 大安
吉日 一粒万倍日、大明日
月齢 13.3

5月の二十四節気・雑節

  • 立夏(りっか) 5月5日(火)
  • 小満(しょうまん) 5月21日(木)
  • 八十八夜(はちじゅうはちや) 5月2日(土)