いぐさの日 (記念日 6月1日)

いぐさの日
制定者
株式会社イケヒコ・コーポレーション(福岡県三潴郡大木町)
認定年
2018年(平成30年)、日本記念日協会により認定
主な産地
熊本県八代地方(国産畳表の8〜9割のシェア)
別名
トウシンソウ(燈心草)
用途
畳表・ゴザ・帽子・枕・和蝋燭の芯など
俳句の季語
夏の季語

畳の青々とした香りを嗅いだとき、なぜか懐かしさと落ち着きを覚えるのは、日本人がい草と長く暮らしてきたからかもしれません。6月1日は「いぐさの日」です。

制定したのは、福岡県三潴郡大木町に本社を置く株式会社イケヒコ・コーポレーション。い草を使ったインテリア製品の製造・販売を手がける同社が、い草の持つ優れた特性を広く知ってもらおうと定めました。日付は年間で最も湿度が高くなる6月上旬であり、衣替えの時期でもある6月1日が選ばれています。2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

イグサ(藺草)は、水田の畔や湿地に自生する単子葉植物イグサ科の多年生植物です。湿気をよく吸い、消臭効果があり、空気をきれいにするという性質を持ちます。梅雨の時期に向かう6月、「環境月間」に合わせてい草の良さを見直してほしいという想いが、この記念日には込められています。

い草の藁を素材として作られるものは多岐にわたります。畳表やゴザはもちろん、帽子、枕など、日本の生活に根付いたさまざまな製品に使われてきました。俳句では夏の季語として詠まれており、その存在は文化的な側面でも日本人の暮らしに溶け込んでいます。

別名「トウシンソウ(燈心草)」という名前も持ちます。かつて油で明かりを採っていた時代に、花茎の髄を燈芯として使ったことが由来です。現在でも和蝋燭の芯の素材として用いられており、い草が単なる床材の原料にとどまらない、深い歴史を持つ植物であることがわかります。

日本国内の主な産地は熊本県八代地方で、国産畳表の8〜9割のシェアを誇っています。歴史的文化財の再生にも使われる高級品も出荷しており、その品質は国内外から高く評価されています。近年は自然素材が見直される流れのなかで、い草の価値にも改めて注目が集まっています。フローリングが主流となった現代の住宅でも、置き畳やい草マットとして取り入れる動きが広がっています。

6月1日のカレンダー情報

六曜 先勝
吉日 神吉日、大明日
月齢 15.3

6月の二十四節気・雑節

  • 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
  • 夏至(げし) 6月21日(日)
  • 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)