かりゆしウェアの日 (記念日 6月1日)
- 語源
- 沖縄方言で「めでたい・縁起が良い」を意味する
- 起源
- 1970年に「おきなわシャツ」として一般公募・発売
- 名称制定年
- 1990年(平成2年)
- サミット着用年
- 2000年(平成12年)九州・沖縄サミット
- 記念日認定年
- 2021年(令和3年)日本記念日協会が認定
- 着用条件
- 沖縄県産かつ沖縄らしいデザインであること
「かりゆし」とは、沖縄の方言で「めでたいこと」「縁起の良いこと」を意味します。その名を冠したウェアが、2000年の九州・沖縄サミットで各国首脳に着用されたとき、沖縄の夏の装いは一躍世界の注目を浴びました。
かりゆしウェアの誕生は1970年(昭和45年)にさかのぼります。社団法人・沖縄観光連盟が「沖縄らしいウェアを作ろう」という目的のもと「おきなわシャツ」を一般公募し発売したのが、その始まりです。ハワイのアロハシャツに匹敵する、沖縄独自のリゾートウェアを生み出したいという思いがありました。当初は「おきなわシャツ」と呼ばれていたこのウェアは、1990年(平成2年)に正式な名称として「かりゆしウェア」が制定されます。しかし当時はまだ広く浸透していませんでした。
大きな転機となったのが、2000年(平成12年)7月の「九州・沖縄サミット」です。小渕恵三首相(当時)が各国首脳にかりゆしウェアを贈り、首脳陣がそれを着用して公式の場に臨んだことで、その存在は一気に全国へ広まりました。クールビズの推進とも相まって、官公庁や一般企業での着用が定着し、今日では沖縄県内における夏の正装として確固たる地位を占めています。
着用が認められるには条件があります。「沖縄県産であること」と「沖縄らしいデザインであること」の2点が満たされて初めて、かりゆしウェアと名乗ることができます。沖縄の伝統的な染め物や、亜熱帯の植物・海の生き物をモチーフにした鮮やかな柄が特徴で、シャツの裾を出して着る「シャツアウト」スタイルも正式な着こなし方として認められています。
6月1日の「かりゆしウェアの日」は、2007年(平成19年)6月1日に「かりゆしウェアを世界に広める会」が発足したことと、伝統行事「衣替えの日」が重なることから制定されました。沖縄県那覇市に事務局を置く沖縄県衣類縫製品工業組合が制定し、2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。地球温暖化防止への貢献と沖縄県の経済振興を視野に入れながら、かりゆしウェアの魅力を日本全国・世界へと広めることがこの記念日の目的です。
沖縄を訪れると、ホテルのスタッフから行政の窓口担当者まで、夏の間はかりゆしウェアを着用していることに気づきます。観光客を迎え入れるための「おもてなしの装い」であると同時に、南国の高温多湿な気候に適した実用的な衣服でもあります。一枚のシャツに込められた沖縄の自然と文化、そして「めでたい」という言葉の響きが、着る人も迎える人も温かな気持ちにさせてくれます。
6月1日の他の記念日
6月1日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)