アペリティフの日 (記念日 毎月第1木曜日、6月第1木曜日)
- 制定年
- 2004年(平成16年)
- 提唱者
- フランス農務省
- 日本での普及団体
- フランス食品振興会(SOPEXA)
- 開催日
- 6月の第1木曜日
- 起源
- 18世紀後半・イタリアのトリノ
- キャッチフレーズ
- 「ハッピーアペリティフ」「アペしない?」
「アペしない?」——この合言葉とともに、毎年6月の第1木曜日にフランス発の食前酒文化が世界に広まります。アペリティフ(Apéritif)とは、食事の前にワインやカクテルなどを少量楽しむフランスのゆとりある食習慣で、語源はラテン語の「aperire(開く)」。体と会話の扉を開く時間、という意味が込められています。
アペリティフの起源は18世紀後半のイタリア・トリノまで遡ります。1757年創業のチンザノ社がベルモットを世に出したことで食前酒の文化が広まり、その後カンパリやマルティーニといった銘柄が続々と登場。フランスでもサヴォワ地方で薬草を蒸留する習慣からアペリティフ文化が花開き、やがてフランス全土の日常に根付いていきました。「アペリティフの日」はそんな文化を世界へ広める目的で、フランス農務省が2004年(平成16年)から提唱した記念日です。日本ではフランス食品振興会(SOPEXA)が制定し、たそがれ時に戸外での楽しみが増える6月の、最初の週末が始まる第1木曜日に設定されました。「ハッピーアペリティフ」をキャッチフレーズに掲げ、世界規模でさまざまなイベントが展開されています。
日本でも2004年から、フランス農務省とフランス食品振興会の共催により、東京・横浜・京都・福岡などの都市でこの日を中心にイベントが開催されています。軽食とともにグラスを傾けながら会話を楽しむスタイルは、ビジネスシーンや友人との集まりなど、幅広い場面に取り入れやすいのが特徴です。
アペリティフの作法として押さえておきたいのは「少量」という点です。その後に続く食事の邪魔にならないよう、1〜2杯程度にとどめるのが基本。食欲を高め、場の空気をほぐすための「助走」として位置づけられています。ワインやシャンパン、カンパリソーダなどが定番で、最近ではノンアルコールのアペリティフも広まりつつあります。