路地の日 (記念日 6月2日)
- 制定者
- 路地を歩く会(長野県下諏訪町)
- 日付の由来
- 「ろ(6)じ(2)」の語呂合わせ
- 認定機関
- 一般社団法人・日本記念日協会
- 場所
- 長野県諏訪郡下諏訪町
- 歴史的背景
- 中山道・甲州街道が分岐する江戸時代の宿場町
長野県下諏訪町は、江戸時代に中山道と甲州街道が交わる宿場町として栄えた歴史を持ちます。本陣・脇本陣が置かれ、参勤交代の大名から旅人まで行き交ったこの町には、街道の裏側に無数の路地が残されています。天然温泉が湧く唯一の中山道宿場としても知られ、湯治客が行き交った細い抜け道の数々は、現在もその姿をとどめています。
6月2日は「路地の日」。「ろ(6)じ(2)」の語呂合わせに由来し、下諏訪町の「路地を歩く会」が制定、日本記念日協会に認定された記念日です。
「路地を歩く会」は、かつての宿場町の骨格をいまに伝える下諏訪の細道を愛する人々が集まって結成されました。密集した家屋の間を縫うように続く路地は、都市計画や再開発の波にさらされると失われやすい存在です。同会は「かけがえのない路地を愛し、その風情を楽しみ、いつまでも残していこう」を掲げ、路地歩きのイベントや普及活動を継続しています。2018年には路地の日の普及活動への貢献で功労賞を受賞したことも記録されています。活動の積み重ねが、宿場町の記憶を現代の暮らしにつなぎとめています。
路地とは、密集市街地に形成される幅員の狭い道のことです。公道と私道が入り交じり、住民が日常的に使い続けてきた生活空間でもあります。下諏訪の路地には、宿場時代の町割りがそのまま反映されているものも多く、石畳や古い土蔵、格子窓のある家並みが残る区画も見られます。観光ルートとして整備された表通りとは異なる、日常の蓄積がそのまま残る空間といえます。
中山道六十九次のうち、温泉が湧く宿場は下諏訪宿だけでした。諏訪大社下社の門前町でもあり、旅人が湯につかり参拝する拠点として機能していたこの町の路地には、宿坊や商家、問屋が入り組んでいた痕跡が刻まれています。「路地の日」は、そうした歴史の堆積を日々の暮らしの中に見出すきっかけとして、毎年6月2日に迎えられます。
参考リンク
6月2日の他の記念日
6月2日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)