土地改良制度記念日 (記念日 6月4日)
- 制定日
- 1949年(昭和24年)6月4日
- 法律番号
- 法律第195号
- 所管省庁
- 農林水産省
- 主な事業
- 用水改良・排水改良・ほ場整備・客土
- 実施主体
- 国・都道府県・土地改良区
- 前身制度
- 耕地整理組合(戦前から続く制度)
戦後の食糧難が深刻だった1949年(昭和24年)6月4日、農業生産の根幹を支える法律「土地改良法」(法律第195号)が制定されました。この法律が生まれた背景には、戦前から続いてきた耕地整理事業の体制を刷新し、農地改革後の新しい農業社会に対応した仕組みを整える必要があったという時代の要請があります。
土地改良法が対象とする「土地改良事業」とは、農地の生産性を高めるために行われる一連の取り組みの総称です。用水が不足する土地に人工的に水を引く用水改良、低湿地の過剰な水を排除する排水改良、農地の区画を整理・統合するほ場整備、他の場所から土壌を運び込む客土などがその代表例です。これらは農家が個別に行うには規模が大きすぎる事業であり、国や都道府県、土地改良区という組織が主体となって実施されます。
土地改良区は土地改良法に基づいて設立される公的な組織で、農地を持つ農家が構成員となり、民主的な運営のもとで用水路や排水路などの農業水利施設を管理してきました。戦前の耕地整理組合に代わる組織として設けられたこの仕組みは、戦後日本の農業近代化を支えた重要なインフラとなりました。昭和30〜40年代の高度経済成長期においても、農業の生産性向上と食糧自給の確保という国家的課題に応えるべく、全国各地で土地改良事業が積極的に展開されました。法律は制定以来、農業を取り巻く情勢の変化に応じて改正を重ねてきました。担い手への農地集積・集約化、スマート農業の推進、農業水利施設の戦略的な維持管理、気候変動への対応といった現代的な課題が、法の目的や事業内容に反映されています。農林水産省が策定する「土地改良長期計画」はその政策の方向性を示すもので、農業生産基盤の整備が継続的な国家事業として位置づけられていることを示しています。創設から70年以上を経た現在も、土地改良法は日本の農地と農業水利の根拠法として機能し続けています。
6月4日の他の記念日
6月4日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)