杖立温泉・蒸し湯の日 (記念日 6月4日)
- 制定者
- 熊本県観光課
- 日付の由来
- 「む(6)し(4)」の語呂合わせ
- 所在地
- 熊本県阿蘇郡小国町
- 温泉の歴史
- 約1800年
- 蒸し場の数
- 20ヵ所以上
- 源泉温度
- 約98度(自噴)
「杖の助けを借りてやって来た人が、湯治により健康を取り戻し、帰る時には杖なしで済む」——平安時代初めに杖立温泉を訪れた弘法大師・空海が詠んだとされる一句が、この温泉地の名前の由来のひとつに挙げられています。「湯に入りて 病なおれば すがりてし 杖立ておいて 帰る諸人」。その言葉通り、熊本県阿蘇郡小国町にある杖立温泉は約1800年の歴史を持ち、古くから湯治の地として旅人に親しまれてきました。杖立川を挟んだ斜面に旅館や民家が密集し、町のあちらこちらから湯けむりが立ちのぼる景観は、訪れる人に強い印象を残します。
6月4日は「杖立温泉・蒸し湯の日」です。「む(6)し(4)」という語呂合わせにちなみ、熊本県観光課が制定しました。一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
杖立温泉の最大の特徴が、約98度で自噴する温泉の蒸気を直接利用した「蒸し湯」です。温泉街には20ヵ所以上の蒸し場が点在しており、体を温めるだけでなく、野菜・肉・卵などを持ち込んで蒸し料理として楽しむこともできます。かつては布団や衣類の殺菌・消毒にも活用されており、生活インフラとして地域に根付いてきた文化です。蒸気の湿度はほぼ100%に近く、乾燥するサウナとは異なり肌や喉への負担が少ないとされています。蒸気の力は温度が高いぶん芯まで温まりやすく、じっくりと体をほぐす効果があるとされています。
昭和初期には「九州の奥座敷」と呼ばれる歓楽街として大いににぎわいましたが、平成以降はその華やかさが退潮していきました。しかし由緒ある温泉街の景観は今も変わらず、湯けむりとせせらぎが混じり合う独特の雰囲気の中で、静かに息づいています。
6月4日の他の記念日
6月4日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)