飲み水の日 (記念日 6月6日)

飲み水の日
制定年
1990年(平成2年)
制定者
東京都薬剤師会 公衆衛生委員会
日付の由来
6月5日「世界環境デー」の翌日
東京の水道水源
利根川など約7割を河川水源に依存
関連記念日
3月22日:国連水の日、8月1日:水の日

東京の水道水の約7割は、利根川をはじめとする関東の河川が水源となっています。私たちが毎日口にしているその水が安全かどうかを確かめるため、6月6日の「飲み水の日」には、東京都薬剤師会の公衆衛生委員会が水質検査活動を行ってきました。「飲み水の日」は1990年(平成2年)に制定されました。6月5日の「世界環境デー」の翌日にあたる6月6日を選んだことで、環境問題と飲料水の安全を結びつける意図が込められています。東京都薬剤師会は「薬だけでなく、健康に関わるすべてに貢献することが薬剤師の仕事」という考えのもと、医薬品にとどまらない公衆衛生活動の一環として、この取り組みを始めました。

利根川は「坂東太郎」とも呼ばれる日本最大の流域面積を持つ河川で、群馬・埼玉・千葉など複数の都県を流れています。その流域には農地や工業地帯も広がるため、農薬・有機物・窒素・リンといった汚染物質が混入するリスクが常に存在します。東京都水道局はこうした水源の水質を日常的に監視しており、数百項目に及ぶ検査を通じて安全基準を維持しています。

薬剤師会が水質検査に携わる背景には、化学分析の専門知識を持つ職能集団としての強みがあります。薬剤師は医薬品の品質管理だけでなく、食品や環境中の有害物質を分析する技術を持ち、その能力を地域の水道水の安全確認に応用してきました。こうした活動は、生活者に最も身近な「飲み水」に目を向けさせる社会的啓発の役割も果たしています。

水に関連した記念日は年間を通じて設けられています。3月22日は国連が定めた「世界水の日(国連水の日)」、4月3日は「清水寺・みずの日」、5月9日は語呂合わせによる「ゴクゴクの日」、8月1日は「水の日」として知られています。なかでも国連水の日は、世界規模で安全な水へのアクセスを考える機会として重要視されており、飲み水の日はその流れを国内の具体的な水質管理活動へとつなぐ位置づけにあります。

蛇口をひねれば安全な水が出てくる日本の環境は、当たり前のように感じられますが、その背後には継続的な水質検査と浄水処理の積み重ねがあります。「飲み水の日」は、その恩恵を改めて意識し、水源の保全や環境問題を身近な問題として考えるきっかけを提供してくれます。

参考リンク

6月6日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日、天恩日
月齢 20.3

6月の二十四節気・雑節

  • 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
  • 夏至(げし) 6月21日(日)
  • 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)