梅の日 (記念日 6月6日)

梅の日
故事の年
天文14年(1545年)6月6日
故事の場所
京都・賀茂神社(葵祭)
関連する天皇
後奈良天皇
制定者
紀州田辺うめ振興協議会(紀州梅の会)
奉納先神社
上賀茂神社・下鴨神社
関連記念日
梅肉エキスの日(6/1)、梅干の日(7/30)

1545年6月6日、京都・賀茂神社の葵祭で後奈良天皇が神事を執り行った際、梅が献上されました。当時、日本中で晴天が続き、作物が育たず田植えもできない深刻な干ばつが起きていました。その梅を奉納して雨乞いの祈りを捧げると、たちまち雷鳴とともに大雨が降り始め、五穀豊穣をもたらしたといいます。人々はこの天恵の雨を「梅雨」と呼ぶようになり、梅を「梅法師」と称して災いや疫病を除き福を招く存在として贈り物にするようになりました。6月6日が「梅の日」に選ばれたのは、この故事に由来します。制定したのは和歌山県田辺市に拠点を置く紀州田辺うめ振興協議会(紀州梅の会)で、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。梅の日には京都の上賀茂神社と下鴨神社に梅が奉納され、紀州梅のPRを目的としたさまざまなキャンペーンが実施されます。現在も葵祭が行われるこれらの神社に梅を届けるという形で、室町時代の故事が毎年再現されています。

日本産の梅の生産量は和歌山県が全国1位で、その中心地が田辺市を含む紀州地域です。梅は奈良時代に中国から薬用植物として伝わり、平安時代には観賞用として貴族に愛され、江戸時代以降は梅干し・梅酒として庶民の食卓に定着しました。古来から「梅は百薬の長」とも呼ばれ、クエン酸による疲労回復効果や抗菌作用が民間療法として重視されてきた歴史があります。

梅にちなむ記念日は複数あり、6月1日は「梅肉エキスの日」、7月30日は「梅干の日」として定められています。梅の日はその中でも、梅と雨、梅と歴史的な故事を結びつける最も由緒ある記念日といえます。梅が日本の気候や食文化、そして言葉の成り立ちにまで深く根ざしていることを改めて知る機会になっています。

6月6日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日、天恩日
月齢 20.3

6月の二十四節気・雑節

  • 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
  • 夏至(げし) 6月21日(日)
  • 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)