山形さくらんぼの日 (記念日 6月6日)

山形さくらんぼの日
生産量シェア
全国の約75%(山形県、年間約1万3,000トン)
栽培面積
約3,000ヘクタール(全国最大)
代表品種
佐藤錦(昭和3年命名・発売)
収穫最盛期
6月中旬〜下旬(約2〜3週間)
品種数
世界で1,000種超
上位3県シェア
山形・青森・山梨で全国の約90%

日本で流通するさくらんぼのおよそ4分の3は、山形県産です。全国収穫量の約75%を占め、年間1万3,000トン前後を生産し続ける圧倒的な産地力は、150年以上の歴史に裏付けられています。毎年6月6日は「山形さくらんぼの日」。JA全農山形が制定したこの記念日は、数字の「6」がさくらんぼのシルエットに見えること、そして収穫の最盛期を迎える時季に重なることから、この日付に定められました。

山形でさくらんぼの栽培が本格化したのは明治8年(1875年)頃のことです。山に囲まれた山形盆地は梅雨時期でも降水量が少なく、雨に弱いさくらんぼの栽培に理想的な気候が揃っています。現在の栽培面積は約3,000ヘクタールに達します。

代表品種「佐藤錦」は、山形県東根市の農家・佐藤栄助氏が大正時代に交配・育成した品種です。交配開始から10年の歳月をかけて大正11年(1922年)に初めて実を結び、昭和3年(1928年)に親友の苗木商・岡田東作氏が「佐藤錦」と命名して世に送り出しました。黄色地に紅色が差す美しい外観と、甘味・酸味の絶妙なバランスが特徴で、収穫の旬は6月中旬〜下旬の約2〜3週間に限られます。この短さゆえに市場での希少価値が高く、贈答品としても定番の地位を確立しています。佐藤錦のほか、収穫期が遅めで日持ちのよい「紅秀峰」、早生の「紅さやか」なども山形ブランドとして高い評価を得ており、品種ごとに旬のリレーが続きます。

さくらんぼはバラ科サクラ属の果物で、有史以前から人間の食文化に根付いていました。日本には明治時代にヨーロッパ系のミザクラが伝わり、改良が重ねられてきました。現在確認されている品種数は世界で1,000種を超え、山形・青森・山梨の上位3県で全国生産量の90%近くを占めますが、その中でも山形の存在感は別格です。

「山形さくらんぼの日」は、生産者と消費者をつなぐ架け橋としての役割を担うJA全農山形が、山形産さくらんぼのさらなるPRを目的として制定しました。一般社団法人・日本記念日協会にも認定・登録されており、6月6日前後には収穫体験イベントや産地直送フェアが山形県内各地で催されます。短い旬に凝縮された甘みと、150年の農家の努力が、この小粒な赤い宝石の価値を支えています。

6月6日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日、天恩日
月齢 20.3

6月の二十四節気・雑節

  • 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
  • 夏至(げし) 6月21日(日)
  • 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)