世界海洋デー (記念日 6月8日)
- 制定年
- 2008年(平成20年)
- 実施開始
- 2009年(平成21年)
- 提案の場
- 1992年・地球サミット(リオデジャネイロ)
- 提案国
- カナダ
- 英語表記
- World Oceans Day
- 実施国数
- 100カ国以上
1992年6月8日、ブラジル・リオデジャネイロで開催された「地球サミット(国連環境開発会議)」で、カナダ代表が「世界海洋デー」の制定を提案した。それから17年後の2009年、国連総会の決議によって正式な国際デーとなり、毎年6月8日が世界100カ国以上でイベントや啓発活動が行われる日として定着している。
現在、海を取り巻く問題のなかで最も広く認知されているのが海洋プラスチック汚染だ。すでに世界の海には約1億5000万トンのプラスチックごみが存在しており、さらに年間800万トン以上が新たに流入し続けていると推定されている。この量はジェット機約5万機分に相当する。2019年の世界のプラスチックごみ発生量は3億5300万トンと、2000年比で2倍以上に膨らんでおり、OECDは「このままでは海洋汚染は続く」と警告している。プラスチックが分解されて生じるマイクロプラスチックは食物連鎖を通じて魚介類や人間にも取り込まれており、ウミガメの86%、海鳥の44%、海洋哺乳類の43%の種に影響を与えているとされる。
気候変動による海洋への影響も深刻だ。気象庁のデータによると、全球平均海面水温は1891年から2024年にかけて100年あたり約0.62℃の割合で上昇し続けており、2024年の年平均値は統計開始以来最高を記録した。日本近海ではその上昇速度がさらに速く、100年あたり約1.36℃に達する。IPCC第6次評価報告書(2021年)は、1901年から2018年の間に世界平均海面水位がすでに約0.20m上昇したことを示し、このまま温室効果ガスの排出が続けば今世紀末には最大1mを超える可能性があるとしている。海水温の上昇はサンゴの白化や漁業資源の減少を招き、海面上昇は沿岸低地の浸水リスクを高める。
産業・生活排水による富栄養化、海中への二酸化炭素溶解による酸性化、そして乱獲による水産資源の枯渇など、海洋が直面する課題は複合的に絡み合っている。世界海洋デーは、これらの問題に国境を越えて目を向け、海洋保全に向けた具体的な行動を促す機会として位置づけられている。
6月8日の他の記念日
6月8日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)