路面電車の日 (記念日 6月10日)

路面電車の日
制定年
1995年(平成7年)、協会登録は2023年
日本初の路線
京都電気鉄道(1895年・明治28年)
電気化の起源
1879年 シーメンス(ベルリン博覧会)
現存都市数
20か所以下(2011年時点)
75年ぶりの新線
宇都宮芳賀ライトレール線(2023年開業)
関連記念日
チンチン電車の日(8月22日)

2023年8月、日本で75年ぶりとなる路面電車の完全新線が宇都宮市に誕生しました。「ライトライン」と呼ばれる宇都宮芳賀ライトレール線は、開業からわずか15か月で累計乗客数600万人を超えています。

6月10日は「路面電車の日」です。1995年(平成7年)のこの日、全国の路面電車を持つ自治体が広島市に集まって「第2回路面電車サミット」を開催し、制定しました。日付は「ろ(6)でん(10)」と読む語呂合わせによるもので、全国路面軌道連絡協議会が主体となり2023年(令和5年)に日本記念日協会へ認定・登録されています。

路面電車の歴史をたどると、乗合馬車や馬車鉄道にさかのぼります。電気を動力に使う試みは1879年(明治12年)、ドイツのシーメンスがベルリン博覧会でデモンストレーション走行させたのが始まりです。このとき電気は3本目のレールから供給される方式でした。日本では1895年(明治28年)に京都市で開通した京都電気鉄道(後の京都市電)が最初の路線で、大正から昭和初期にかけて大都市圏を中心に路線網が広がりました。当時は市民の足として欠かせない存在でしたが、1960年代から自動車の普及が急速に進み、路面電車は渋滞の原因として各地で廃止が相次ぎます。東京・大阪・名古屋といった大都市では次々と路線が姿を消し、バスや地下鉄が代替交通機関の主役になりました。2011年(平成23年)時点で路面電車が残るのは全国20か所以下で、東北地方では完全に姿を消しています。

現在も運行が続くのは、札幌市・函館市・富山市・高岡市・豊橋市・広島市・松山市・高知市・熊本市・鹿児島市などです。観光資源として根付いた都市もあれば、通勤・通学の主要交通として市民生活に欠かせない都市もあります。記念日の目的もここにあり、北海道から鹿児島まで各地の路面電車をPRし、利用促進につなげることが核心です。

関連する記念日として、東京で初めて路面電車(チンチン電車)が走った8月22日が「チンチン電車の日」とされています。宇都宮の新線開業を機に、LRTへの関心と再評価の機運が国内でも高まっており、同市では2030年を目標に西側への延伸計画も進んでいます。

6月10日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日、母倉日
月齢 24.3

6月の二十四節気・雑節

  • 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
  • 夏至(げし) 6月21日(日)
  • 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)