緑豆の日 (記念日 6月10日)
- 制定者
- 緑豆再発見委員会
- 由来(語呂)
- りょく(6)とう(10)
- 植物名
- ヤエナリ(八重生)Vigna radiata
- 原産地
- インド
- 主な用途
- 緑豆もやし・緑豆春雨
- 日本の栽培記録
- 17世紀頃から
もやしや春雨の原料として日本の食卓に欠かせない緑豆は、インド原産のマメ科植物・ヤエナリ(八重生)の種子です。6月10日は「緑豆の日」。「りょく(6)とう(10)」という語呂合わせから、緑豆再発見委員会が制定しました。
緑豆はタンパク質・カリウム・食物繊維・ビタミンB群を豊富に含む栄養食材です。発芽させると緑豆もやしになり、デンプンを抽出して乾燥させると緑豆春雨になります。つまり、スーパーの野菜コーナーと乾物コーナーに並ぶこの2品は、どちらも同じ一粒の豆から生まれています。もやしにはビタミンCやカリウムが、春雨には低GIの炭水化物が多く含まれており、加工の仕方によって異なる栄養特性を持ちます。
春雨の歴史は古く、中国では約1000年前から豆類やイモ類のデンプンを原料とした麺として作られていました。日本には鎌倉時代に禅宗の僧侶が精進料理の食材として持ち込んだとされています。繊細な見た目から「春雨」という名がつけられた経緯は、日本人の感性を感じさせます。一方の緑豆もやしは、国内消費のほぼ全量が中国・ミャンマーなどからの輸入豆を国内で発芽・栽培したもので、農林水産省によれば国産の緑豆は現在ほとんど流通していない状態です。
日本では17世紀頃から栽培の記録がありますが、主な用途はもやしと春雨に限られており、豆そのものの認知度は意外なほど低いままです。緑豆再発見委員会が記念日を制定した背景には、こうした「原料としての緑豆」が消費者にほとんど知られていない現状があります。もやしを食べながら「これは緑豆だ」と意識する人はごく少数でしょう。6月10日は、身近な食材の出発点に目を向け、その豊かな栄養価と長い歴史を改めて知る機会です。
参考リンク
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