ドリーム号の日 (記念日 6月10日)
- 運行開始日
- 1969年(昭和44年)6月10日
- 初代運行区間
- 大阪〜東京間
- 当時の運賃
- 新幹線のほぼ半額
- 乗車時間(当時)
- 約9時間
- 記念日認定年
- 2018年(平成30年)
- 制定者
- 西日本ジェイアールバス・ジェイアールバス関東
1969年(昭和44年)6月10日、東名高速道路の全線開通からわずか数週間後のことです。大阪と東京を結ぶ一台のバスが夜の高速道路へ走り出しました。日本初の夜行高速バス「ドリーム号」の誕生です。当時の日本は高度経済成長のただ中にあり、都市間移動の需要は急速に高まっていました。新幹線が「速さと価格」の象徴であったのに対し、ドリーム号は「夜に乗って朝に着く、手頃な移動手段」という新しい選択肢を提供しました。
運行開始当初の運賃は新幹線のほぼ半額。乗車時間は約9時間と長いものの、宿泊費を節約しながら移動できる点が多くの旅行者やビジネス客に歓迎されました。1969年6月だけで約4,960人が利用し、1便あたりの平均乗車率は41.3人という高水準を記録。同年度の年間輸送人員は11万人を超え、夜行バス文化の礎が築かれました。
当初の運行は国鉄バス(現・西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東)が担い、東名高速を経由して大阪〜東京間を2往復運行しました。東名高速の全線開通(1969年5月26日)という社会インフラの整備が、ドリーム号の誕生を直接後押しした形です。高速道路ネットワークの拡大とともにドリーム号も路線を広げ、日本の夜行バス文化を長年にわたってリードしてきました。
「ドリーム号の日」は、西日本ジェイアールバス株式会社とジェイアールバス関東株式会社が制定し、2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。2019年に迎えた運行50周年を前に、半世紀にわたって培ってきた夜行高速バスの文化と「ドリーム号」ブランドを次世代へ伝えることが目的です。50周年の節目には記念ラッピングバスが運行され、ドリーム号の歴史を振り返る展示や特別キャンペーンも展開されました。現在は全席独立シートの「青春ドリーム号」やプレミアムシート装備の上位グレードなど複数のサービスが用意されており、価格帯や快適性の幅が広がっています。西日本ジェイアールバスは1988年(昭和63年)3月1日に設立され、安全・安心・快適・リーズナブルをモットーに都市間輸送を担い続けています。
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