露点計の日 (記念日 6月10日)

露点計の日
記念日制定
株式会社テクネ計測
認定年
2022年(令和4年)
認定機関
一般社団法人・日本記念日協会
制定会社の創業
1978年(昭和53年)
本社所在地
神奈川県川崎市高津区
日付の由来
「ろ(6)てん(10)」の語呂合わせ

空気中に含まれる水分がどれだけあるかを知る方法は複数ありますが、そのなかで「露点温度」という指標は特に精度が高く、産業現場では欠かせない基準となっています。気体を冷やしていくと、ある温度で水分が凝結して水滴が現れます。その境界の温度が露点温度です。湿度や温度とは異なり、露点温度は気圧変化の影響を受けにくく、絶対的な水分量を反映するため、製造プロセスの管理指標として信頼されています。

この露点温度を計測する機器が露点計です。電池・バッテリーや半導体、鉄鋼といった製造現場では、わずかな水分が品質や歩留まりに大きな影響を与えます。たとえばリチウムイオン電池の製造では、電解質が水分と反応して性能が劣化するため、製造環境を極めて低い露点温度に保つ必要があります。こうした場面で露点計が稼働することで、製品の品質が安定し、無駄なエネルギー消費も抑えられます。

露点計には大きく分けて2種類の方式があります。静電容量式は、感湿素子の静電容量が水分量に応じて変化する原理を利用します。応答が速く、連続測定に向いているのが特徴です。一方、鏡面冷却式は鏡を冷却し、結露が発生した瞬間の温度を直接測定するため、より高精度な基準測定に使われます。用途や求める精度に応じてこれらを使い分けることが、正確な水分管理につながります。

また、どれだけ優れた露点計でも、定期的な校正なしには信頼性を保てません。センサーは経年変化や汚染により指示値がずれることがあり、校正によってトレーサビリティを確保することが正確な計測の前提となります。計器の性能を維持するためのメンテナンス体制を整えることが、製造現場全体の品質管理に直結します。

6月10日は「露点計の日」です。「ろ(6)てん(10)」の語呂合わせに由来し、神奈川県川崎市に本社を置く株式会社テクネ計測が制定しました。同社は1978年(昭和53年)の創業以来、露点計をはじめとする計測器の製造・販売・メンテナンスを手がけてきた専門企業です。2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されたこの記念日は、露点計測の意義や正しい使い方、校正の重要性を広めることを目的としています。露点管理が必要な産業は幅広く、食品分野では乾燥工程での品質安定、医薬品分野ではクリーンルームの湿度制御、化学プラントでは腐食や爆発リスクを下げるための乾燥ガス管理など、それぞれ異なる要求値に対応した計測が求められます。こうした多様な現場を支える露点計の存在は、目に見えにくいながらも現代の製造業を根底から支えています。

6月10日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 神吉日、母倉日
月齢 24.3

6月の二十四節気・雑節

  • 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
  • 夏至(げし) 6月21日(日)
  • 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)