世界献血者デー (記念日 6月14日)

世界献血者デー
制定年
2004年(平成16年)
制定者
国際赤十字・赤新月社連盟ほか3団体
WHO承認
2005年の総会決議
日付の由来
カール・ラントシュタイナーの誕生日
英語表記
World Blood Donor Day

1900年、一人の病理学者が人間の血液を混ぜ合わせる実験を行いました。あるものは凝集し、あるものはしない。この単純な観察が、輸血医療の歴史を根本から変えることになります。

カール・ラントシュタイナーは、かつてのオーストリア=ハンガリー帝国に1868年に生まれました。彼が発見したのはABO式血液型です。ただし、最初の論文で示されたのはAB型を除く3つの型で、当時はA型・B型・C型と名付けられていました。この業績により、1930年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。血液型の発見以前、輸血は文字どおり命懸けの行為でした。適合しない血液を輸血すれば、重篤な副作用が起き、死に至ることも珍しくなかったのです。ラントシュタイナーの研究が、安全な輸血への道を開きました。

彼の誕生日である6月14日が「世界献血者デー」に選ばれています。

この国際デーは、国際赤十字・赤新月社連盟、世界献血団体連盟、国際輸血学会が2004年に制定しました。背景には、1995年の「国際献血者デー」や2000年の「世界保健デー」での取り組みがあります。2005年には世界保健機関(WHO)の総会決議で正式に承認され、血液の安全に関わる国際機関や団体に対して、この記念日の推進と協働支援が要請されました。

毎年テーマが設定され、世界各国でイベントが実施されています。呼びかけの核となるメッセージは「自発的で定期的な献血」への協力です。献血は、事故や手術、疾病治療など、さまざまな医療現場で欠かせない存在ですが、血液は人工的に製造できません。すべて善意の提供者に頼っています。日本では日本赤十字社が中心となり、献血推進を目的としたライブイベントなどを開催しています。

日本国内の献血者数は、少子高齢化の影響で若年層を中心に減少傾向が続いています。一方、医療の高度化に伴い、輸血用血液の需要は今後も増加が見込まれます。安定した血液供給を維持するには、より多くの人が定期的に献血に参加する必要があります。世界献血者デーは、そうした現状を知る一つの機会となっています。

6月14日のカレンダー情報

六曜 友引
吉日 神吉日、大明日
月齢 28.3

6月の二十四節気・雑節

  • 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
  • 夏至(げし) 6月21日(日)
  • 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)