星条旗制定記念日(フラッグ・デー) (記念日 6月14日)
- 制定日
- 1777年6月14日
- 制定機関
- アメリカ合衆国議会
- 初期の星の数
- 13個(独立時の州数)
- 現在の星の数
- 50個(1960年〜)
- 旗の制作者
- ベッツィ・ロス
- 祝日化
- 1916年 ウィルソン大統領が宣言
アメリカの国旗には、かつてイギリスの国旗が描かれていました。
1776年、アメリカは独立宣言を果たしましたが、当時掲げていた旗には左上にユニオンジャックが配されていました。「グランド・ユニオン・フラッグ」と呼ばれるこの旗は、13本の赤白ストライプこそあったものの、独立戦争で戦っている相手国の象徴がそのまま残っているという、なんとも皮肉な状態だったのです。これでは兵士や国民の士気に関わる——そう考えた初代大統領ジョージ・ワシントンらは、新しい国旗の制作に動き出します。
依頼を受けたのは、フィラデルフィアの旗作り職人ベッツィ・ロスでした。彼女はワシントンのスケッチをもとに、ユニオンジャックに代わって13個の白い星を円形に配置したデザインを提案したと伝えられています。こうして完成した星条旗は、1777年6月14日、アメリカ合衆国議会によって正式に国旗として制定されました。13本のストライプと13個の星は、いずれも独立宣言時の13州を象徴するものでした。
この6月14日が「フラッグ・デー(星条旗制定記念日)」です。
興味深いのは、星条旗が一度完成して終わりではなかったという点です。合衆国に新たな州が加わるたびに、星の数は増やされていきました。13個から始まった星は、15個、20個、25個と変遷を重ね、1959年にハワイが50番目の州として昇格した翌年の1960年、ようやく現在の50個の星が並ぶデザインに落ち着きます。つまり星条旗は、建国から約180年もの間、何度もリデザインされ続けた「生きた国旗」だったのです。その変更回数は実に27回にのぼります。
フラッグ・デーが国民の祝日として公式に位置づけられたのは1916年のことです。第28代大統領ウッドロウ・ウィルソンが宣言し、毎年6月14日をアメリカ国旗への敬意を表す日と定めました。現在この日は連邦の法定祝日ではないものの、ペンシルベニア州では州の祝日として扱われており、全米各地で星条旗を掲げる光景が見られます。
赤は勇気、白は純潔、青は正義。星条旗に込められた理念は、249年前の制定時から変わっていません。変わったのは、星の数だけです。
6月14日の他の記念日
6月14日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)