船員デー (記念日 6月25日)
- 制定年
- 2010年(マニラ外交会議での決議)
- 制定機関
- 国際海事機関(IMO)
- 英語名
- Day of the Seafarer(DotS)
- 採択地
- フィリピン・マニラ
- 世界の船員数
- 約190万人
- 関連条約
- STCW条約(1978年採択、2010年改正)
世界の貿易貨物の約90%が海上輸送で運ばれ、その航路を支える約190万人の船員の貢献を国際的に認識しようと、毎年6月25日が「船員デー(Day of the Seafarer)」とされています。
この記念日は、国連の専門機関である国際海事機関(International Maritime Organization:IMO)が制定した国際デーの一つです。2010年(平成22年)、フィリピンの首都マニラで開催された外交会議において採択された決議によって設立されました。この会議はSTCW条約(1978年の船員の訓練及び資格証明並びに当直の基準に関する国際条約)を改正するために開かれたもので、条約の近代化とともに、船員の存在を世界に広く知らしめる記念日の創設が決定されました。
STCW条約は、船員の訓練水準や資格取得の要件、航海中の当直体制などの基準を国際的に統一するための枠組みです。1978年の採択以来、海運業界の変化に合わせて改正が重ねられており、2010年のマニラ改正ではサイバーセキュリティや新技術への対応が盛り込まれました。船員デーの制定はこの文脈の中にあり、条約改正によって安全基準が高まる一方で、船員そのものへの社会的認知を高める必要性が背景にあります。
IMOは毎年この日に向けてキャンペーンテーマを設定しています。2024年のテーマは「Navigating the future: safety first!(未来への航海:安全第一)」で、船員の労働環境における安全性向上を訴えました。海上輸送は世界経済の根幹を成す産業でありながら、陸上労働者に比べて社会的な注目が集まりにくい側面があります。船員デーは、こうした目に見えにくい労働と貢献を可視化するための機会として、国連によっても正式に認められています。
6月25日のカレンダー情報
6月の二十四節気・雑節
- 芒種(ぼうしゅ) 6月6日(土)
- 夏至(げし) 6月21日(日)
- 入梅(にゅうばい) 6月11日(木)